志学会アッセンブリアワー〜Summer Movie Show 2014〜 開催

2014.06.24

6月24日、神山ホールで志学会アッセンブリアワー 〜Summer Movie Show 2014〜が行われ、映画『チチを撮りに』の上映会と監督・脚本の中野 量太さんと、劇中で姉役を演じた女優の柳 英里沙さんとのトークショーが行われた。

本作品は、「14年前に家を出た父親が病気でもうすぐ死ぬから写真を撮ってきてほしい」と2人の娘が母親に頼まれ、父親に会いに行くというもので、シリアスあり、笑いありの家族関係を描いている。海外映画祭で数々の賞を受賞し、2012年には第63回ベルリン国際映画祭ジェネレーションに公式招待された。

中野さんは本学の外国語学部イタリア語専修の卒業生。学生時代は表現するのが好きだったため、フォークソング愛好会に真剣に取り組んでいたと語った。当時は映画監督を目指していなかったが、大学卒業後、「表現をするなら映画だ!」と思い立ち日本映画学校に入学、映画製作を始めた。中野さんはポリシーとして、「自分の感性には嘘をつかずに映画製作を行っている」と語り、「この映画をみた後に家族のことを考えて、いいなと思ってほしい」と続けた。

お二人に学生へのメッセージをお願いしたところ、中野さんは「一生懸命になにかに夢中になる4年間を送ってほしい」と熱く語り、小さい頃から子役として活躍していたため、大学には通うことができなかったという柳さんは「うらやましい、大学生を謳歌してほしい」と笑顔で答えた。

【記事・写真:学生広報スタッフ 鎌田 有香さん(外国語・1年次) 】
上映後のトークショーの様子
来学した監督の中野さんと女優の柳さん
快く取材に応じる中野さん
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