京都市×京都産業大学 共同シンポジウム開催

2014.01.18

 1月18日、むすびわざ館ホールにて第2回 京都市×京都産業大学 共同シンポジウム「身近に潜む微生物の脅威とその対策 〜マダニが引き起こす感染症〜」が開催され、聴講者約290人が参加した。

 京都産業大学は、2011年3月に京都市と学術協定を結び、総合生命科学部動物生命医科学科および鳥インフルエンザ研究センターと京都市衛生環境研究所と共同研究を行ってきた。

 今回のシンポジウムでは、2013年に初めて国内で感染が確認されたマダニが運ぶウイルスが原因とされている感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を中心に、私達の生活に身近なウイルスや細菌などの基礎知識など、5人の研究者が分かりやすく説明し、身近でありながらも、その実態があまり知らせていないマダニと重症熱性血小板減少症候群や、そのリスクから身を守る術について講演した。

 また、質疑応答も行われ、来場者からの感染症に関する質問に、登壇者が解説を交えながら答え好評を得た。シンポジウム終了後、来場者からは、今日のような市民向けの大学の研究に関する発信をして欲しいとの声が多数寄せられた。
鳥インフルエンザ研究センター 大槻 公一センター長が開会の挨拶を行った
「ウイルス学の基本」というテーマで本学総合生命科学部 西野 佳以准教授が説明した
「ダニがもたらす感染症」というテーマで本学総合生命科学部 前田 秋彦教授が説明した
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