京都府立北稜高等学校と連携授業を実施

2013.12.07

 12月7日、京都府立北稜高等学校と京都産業大学が連携して理科系科目の講義・実験を行う連携授業が実施され、高校2年生の理系志望者17人が参加した。

 物理分野、生物分野の授業が行われ大学の教員が講義・実験し、学部学生及び院生らがティーチングアシスタントを担当した。

 当日の連携授業は京都産業大学にて行われ、物理・生物と、各分野に生徒が分かれて講座を受講した。物理分野では「硫酸銅水溶液を用いた銅の析出がファラデーの法則に沿っていることの確認」、「偏光板や回折格子を用いた光の偏光や回折の確認」について、それぞれ午前と午後で異なる講義と実験を体験した。また、生物分野では、生徒自身のDNAを抽出し、酵素の遺伝子型を調べ、酵素の種類によりお酒に対する強弱という形質が決まることを学習した。
参加した生徒たちは普段高校では目にしない実験器具や、大学生・大学院生との交流を楽しみながら、熱心に授業に取り組んだ。

 講座終了後、受講した生徒からは「高校の学習が大学の学習に繋がっていると改めて感じたので、高校の学習をもっと頑張りたいと思った」「先輩たちが優しくて楽しく実験できた」といった感想があり、充実した時間を過ごしていた。

◆ 物理分野「実験で楽しむ物理(電子と光の性質)」
理学部
大森 隆 教授  下村 晋 准教授  

◆ 生物分野「遺伝子診断入門」
総合生命科学部
前田 秋彦 教授  染谷 梓 助教
物理の講義を熱心に聴く生徒たち
生物の実験に取り組む生徒たち
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