優秀賞

経営学部 経営学科 4年次生 籔本 崇

作品概要

「屋外型カフェの起業」

 大学2年生の夏、友人ら3人を巻き込んでスムージーカフェをオープンさせた。

 音楽配信システムの営業アルバイトの経験から生まれた、「次は自らの手でビジネスを成り立たせたい」という“商魂”がきっかけである。

 ニュージーランド産スムージーという商材の選別、仕入れから営業許可の取得などすべてを0から自分たちで創り上げていきオープンすることができたが、そこから様々なトラブルに見舞われた。

 機械の故障、営業車のバッテリー切れ、発電機の不具合、仕入れ材料の高騰・・・

 すべてがはじめての経験の中、まったく予想していないトラブルが続いたことによって、予定していた営業時間よりもトラブルの回復により多くの時間を取られてしまった。

 結果、売り上げは目標に大きく届かず失敗。

 準備、計画段階で、様々なトラブルなど最悪のケースまでを想定する“緻密さ”や“悲観的な準備”に欠けていた。

 「楽観的な発想から、悲観的に計画し、楽観的に行動する」という経営上の金言を、身をもって学ぶことができた。

 また「全種類買いに来てやる」「手伝えることあったら何でも言って」と声を掛けてくれたたくさんの友人や、行動していく中で出会い、協力・応援してくれた多くの方々に励まされ、今までにないほどの勇気と元気をもらうことができた。

 今こうして振り返ることで「人との出会いの大切さ」や「出会ったすべての人やモノに対する強烈な感謝」を強く実感し胸に刻み付けることができた。

 今回のカフェ起業は失敗したが“仲間とともに0から1を創り上げていく喜び”を全身で感じることができた。また「人との出会いの大切さ」や「すべてに対する感謝」を学んだこれからこそ、今まで以上にそういった喜びを全身で感じることができると思う。

 現在はこの経験を活かして「第一回関西学生同好会大学選抜サッカー選手権」の実行委員会を立ち上げ、より多くの仲間とより大きな喜びを感じられるよう、成功へ向けて活動している。

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