申込みは終了しました。

　京都産業大学 益川塾は、志ある研究者が互いに切磋琢磨しつつ研究に専念し、生涯に渡って学問を極めていくための揺るぎなき礎を築く場を提供すると共に、科学の普及等を通じて、科学の発展と人類の平和と幸福に寄与するために活動しています。

　現在、益川塾では、自然科学系および人文社会科学系で塾生として受け入れ、活動を行っており、今回、人文社会科学系にスポットを当て、『神々の京都』をテーマに、シンポジウムを開催いたします。

　第１部では、伊東史朗 和歌山県立博物館長・益川塾指導教授が「神像のなりたちと松尾大社」と題して講演します。
伊東指導教授は、2011年、松尾大社の摂社・末社に祀られていた神像を新たに調査し直し、考察した結果、それらが銘文のある神像として最古であることを実証しました。講演では、それらの神像や神像の歴史、背景などについてお話します。第2部では、基調講演をうけ、3名の研究者によるパネルディスカッションを行います。

日時	平成24年3月31日（土）開演13:30〜（受付13:00〜）※16：05終了予定
場所	京都産業大学　壬生校地　「むすびわざ館」　ホール 〒600-8533 京都市下京区中堂寺命婦町1-10 京都産業大学「むすびわざ館」地図（76KB） 最寄り駅は以下3つです。 大宮（阪急）…徒歩約7分 四条大宮（京福電鉄）…徒歩約7分 丹波口（JR）…徒歩約4分
募集人数	400名 ＜聴講無料＞ 事前申込制
主催	京都産業大学 益川塾

応募方法

　参加ご希望の方は、（1）氏名（2）氏名カナ（3）年齢（4）郵便番号（5）住所（6）電話番号（7）参加希望人数 を明記の上、下記のいずれかの方法でお申込みください。　応募締切／3月21日（水）必着

インターネット

　専用ページの応募フォームに必要事項を入力の上、送信してください。

• 応募フォーム　https://post.kyoto-su.ac.jp/s/w011/mj_symposium3.php

ハガキ

　〒603-8555　京都市北区上賀茂本山
　京都産業大学 益川塾事務室「第3回シンポジウム」係あて

FAX

　Fax.075-705-3109
　※「益川塾 第3回シンポジウム参加希望」と明記ください。

• 応募者多数の場合は抽選となります。当選者の発表は聴講券の発送をもってかえさせていただきます。（聴講券は3月22日(木)発送予定です。）
• 参加希望人数が複数の場合は、申込みいただいた方に人数分の聴講券をお送りします。
• 応募の際にお送りいただきました個人情報は、本シンポジウムの抽選および聴講券の発送以外の目的では使用いたしません。

プログラム

第1部 基調講演 「神像のなりたちと松尾大社」

講師

■伊東 史朗（和歌山県立博物館長、京都産業大学 益川塾指導教授・文化学部非常勤講師)

プロフィール
京都国立博物館資料調査研究室長、文化庁美術学芸課主任文化財調査官などを歴任。現在、和歌山県立博物館長、京都産業大学 益川塾指導教授・文化学部非常勤講師
研究分野：平安―鎌倉時代の仏像・神像の研究
著書：『平安時代彫刻史の研究』『京都の鎌倉時代彫刻』など

講演要旨

　昨年、京都の松尾大社から18体にのぼる神像が発見されたというニュースは耳目を集めたものでした。一部が鎌倉時代、そのほかほとんどが平安時代後期にさかのぼり、しかもいずれも優れたつくりのその神像群は、“笑い顔の神”や“実際の衣服を着せる神”など、今までの常識をくつがえす特徴をもっていたのです。この講演では、神像の発生にはじまり、やがて日本人の生活習慣に根ざした神の姿のつくられてくる過程を見、その中でこれら松尾大社の神像の意味を考えたいと思います。

第2部 パネルディスカッション

パネリスト

■伊東 史朗（和歌山県立博物館長、京都産業大学 益川塾指導教授・文化学部非常勤講師)

■高梨 純次氏（滋賀県立近代美術館　学芸課長）

プロフィール
1979年 同志社大学大学院文学研究科博士前期課程修了、滋賀県立琵琶湖文化館学芸員として奉職
1982年 滋賀県教育委員会事務局県立美術館開設準備室に勤務
1984年 滋賀県立近代美術館に勤務、現在に至る
研究分野：日本美術史（日本彫刻史）
著書：『近江の祈りと美』2010年　サンライズ出版

■鈴木 久男（京都産業大学 文化学部教授、益川塾指導教授)

プロフィール
1976年から2007年3月まで、財団法人京都市埋蔵文化財研究所勤務。2007年4月から京都産業大学に着任。現在、京都産業大学 文化学部教授、益川塾指導教授
研究分野：歴史考古学
著書：『鹿苑寺境内不動堂石室調査報告書』『恒久の都平安京』（共著）