WACE 第19回世界大会のテーマ

  • wace学生参加企画

Special Topics

WACE第19回世界大会では、下記のようなテーマに関する研究発表、事例報告が行われます。日本で初めての開催となる今大会では、”CWIE in Asia”(アジアにおける産学連携教育)が新たに追加されました。

  • Employability(就業力)
  • Life Skills(ライフスキル)
  • Workforce development(人財育成)
  • Application of academic learning(大学での学びの実践)
  • Research (academic and workplace) (アカデミックとワークプレイスに関する研究)
  • Innovation & Entrepreneurship(革新と起業家精神)
  • Community development(コミュニティ・ディベロップメント)
  • Professional development(専門家育成)
  • Curriculum development(カリキュラム開発)
  • CWIE in Asia(アジアにおけるCWIE)

タイムスケジュール

WACE世界大会では、異なる地域や組織からの参加者のために、全体のテーマは幅広く設定されています。2年に1度開催されるこの会議は、全体会と分科会からなり、全体会では基調講演や企業・教育機関・学生からなるパネルディスカッションなどが行われ、分科会では査読論文発表、ポスタープレゼンテーション、ワークショップなどが行われます。一部のプログラムは、通訳をご用意しております。また、日本で初めての開催となる今大会では、日本国内の参加者を主な対象とし、日本語で実施される特別セッション「ジャパンプログラム」を設定しています。これ以外にも、国際インターンシップの取組など、国内の関係者の皆様に、関心を持っていただけるプログラムが企画されています。

8月20日、21日の全体会開始時間が9:00AMに変更になりました。

日程 WACEプログラム ジャパンプログラム
2015年
8月19日(水)
8:00〜 受付
9:00〜10:00 全体会I オープニング
10:30〜11:30 全体会II 基調講演:「企業が求める人材と大学教育への期待」
山本忠人氏
(富士ゼロックス株式会社 代表取締役会長)
11:45〜12:45 分科会A
13:00〜14:00 昼食
14:15〜15:45 分科会B 14:15〜17:30 プログラムA
プログラムB
16:30〜18:00 グループディスカッション
18:00〜19:30 レセプション(軽食あり)
2015年
8月20日(木)
8:00〜 受付
9:00〜10:00 全体会III:パネルディスカッション
10:45〜12:45 分科会C 10:45〜12:45 プログラムC
12:45〜14:15 昼食
14:30〜15:45 全体討論 14:30〜17:45 プログラムD
16:30〜17:30 分科会D
17:45〜18:30 学生による日本文化紹介
2015年
8月21日(金)
8:00〜 受付
9:00〜10:00 全体会IV:基調講演
10:45〜12:45 分科会E 10:45〜15:15 プログラムE
13:00〜14:00 昼食
14:15〜15:15 分科会F(ポスタープレゼンテーション)
15:30〜17:00 全体会V:オープンスペース・テクノロジー
19:30〜21:00 晩餐会と表彰式
(別途お申し込みが必要です。)

※WACE分科会概要、登壇者の情報は下記のサイトもご参照ください。

※登壇者は、当日変更となる可能性がございます。予めご了承ください。
※WACEプログラムについては、下記のサイトにも情報を掲載しております。

登壇者紹介

全体会I【オープニング】 8月19日(水)9:00〜10:00  ※同時通訳あり

ポール・ストーンリー 氏
WACE CEO

大城 光正
京都産業大学 学長

山田 啓二氏
京都府知事

門川 大作氏
京都市長

全体会II【基調講演】 8月19日(水)10:30〜11:30

山本忠人 氏
富士ゼロックス株式会社 代表取締役会長

1945年生まれ、神奈川県出身。1968年山梨大学工学部卒業、同年富士ゼロックス入社。 1994年取締役、1996年常務取締役、1998年常務取締役 鈴鹿富士ゼロックス代表取締役社長兼務。 2002年代表取締役専務執行役員を経て、2007年代表取締役社長に就任(同社初の技術系出身)。 2015年6月より現職。富士フイルムホールディングス取締役を兼任。

全体会III【パネルディスカッション】 8月20日(木)9:00〜10:00 ※同時通訳あり

テーマ:
“Towards a New Stage of CWIE: Global Challenges and Opportunities”「CWIEの次のステップに向かって、グローバル課題と機会」

宮川 敬子 氏
NPO法人WIL 代表理事/WACE日本事務所代表

モデレータ:ジュディ・ケイ氏
ロイヤルメルボルン工科大学(オーストラリア)
キャリア・採用担当アシスタントディレクター

サンパン・シラパナド 氏
ウエスタンデジタル株式会社(タイ) 副会長

モウリス・ファン・ルーイエン 氏
ロンドンスクール・オブ・ビジネス&ファイナンス(イギリス) 総長・CEO

ゾリカ・パンティック氏
ウェントワース工科大学(アメリカ) 学長

全体会IV 【基調講演】 8月21日(金)9:00〜10:00 ※同時通訳あり

テーマ:
“Thailand's Cooperative and Work-Integrated Education: Facing the Challenges of International CWIE”
「タイにおけるCWIE:国際CWIEの課題に直面して」

ウィチット・スリサ・アン 氏
スラナリー工科大学(タイ)学長

モデレータ:ノラ・マクレー氏
ビクトリア大学(カナダ)コーオプ教育プログラム・キャリア担当エグゼクティブディレクター

全体会V【オープン・スペース・テクノロジー】 8月21日(金)15:30〜17:00

ナンシー・ジョンストン 氏
サイモン・フレーザー大学(カナダ) 学生課エグゼクティブディレクター

田中 寧
京都産業大学 経済学部教授

長田 尚子 氏
立命館大学 共通教育推進機構准教授

森田 泰暢氏
九州産業大学 経済学部講師

カルバ・ポップ氏
ナミビア工芸大学 コーオプ教育センター長

ジャパンプログラム

『グローバル社会を生き抜く力の育成をめざした「コーオプ教育」の確立に向かって』

「ジャパンプログラム」では、『グローバル社会を生き抜く力の育成をめざした「コーオプ教育」の確立に向かって』をテーマに、コーオプ教育、産学連携教育に係る様々なトピックについてプログラムが設定されます。国内の大学・企業等関係者による実践報告、意見交換などが行われ、日本型コーオプ教育の確立に向け考える機会といたします。

ジャパンプログラム:概要一覧

テーマ 概要 登壇者
プログラムA 企業・学生・大学から見た長期インターンシップの成果と課題 昨年4月、一部改正された「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方(文部科学省、厚生労働省、経済産業省)」において、教育効果の高い中長期インターンシップや、コーオプ教育プログラムの重要性が明記された。本分科会では、長期インターンシップに的を絞り、これらのプログラムに関わる企業・受講生・担当教員が、各立場から具体的事例を報告し、効果と課題を共有する。それらの内容を通して、同プログラムを高等教育にどう位置付けていくのか、参加者とともに探究する。 □ 杉浦 二郎氏
(三幸製菓株式会社 システムマネジメント部次長)
□ プログラム受講生
□ 西條 秀俊氏
(新潟大学 教育・学生支援機構キャリアセンター准教授)
□ 中西 一統氏
(株式会社ファーストリテイリング 人事部採用部長)
□ 堀井 愛士氏
(株式会社堀場製作所 グローバル人事部 人財開発担当副部長)
□ プログラム受講生
□ 東田 晋三
(京都産業大学 経営学部教授)
プログラムB 産学公連携による地域経済・社会を担う「グローカル人材」の育成〜京都という地の利を活かして〜 京都の経済界と大学が共同で立ち上げた、NPO法人グローカル人材開発センターは、大学群、企業群、行政の間に入り、企業と学生が連携する実践的なプロジェクトをコーディネートすることにより、地域経済・社会を担う骨太な学生を育成する事業に取り組んでいる。
産学公連携の取組、グローカル人材資格制度、企業と学生の新しい対話の場の創出などの紹介よりはじまり、地元企業人に登壇いただく産学公連携パネルディスカッションを通じて、参加者と意見交換を行う。地域振興、雇用のミスマッチの解消など、この枠組みのもつ可能性、今後の課題について議論を深める。
□ 井崎 重光氏
(京都信用金庫 壬生支店支店長)
□ 土山 雅之氏
(土山印刷株式会社 代表取締役社長)
□ 西垣 翔太氏
(NPO法人グローカル人材開発センター チーフコーディネーター)
□ プログラム受講生
□ コーディネータ: 中谷 真憲
(京都産業大学 法学部教授)
プログラムC インターンシップの充実を担う専門人材の育成 大学等で質の高いインターンシップの普及拡大を図る上では専門人材の育成、強化が不可欠である。文部科学省と日本学生支援機構(「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業(テーマB)」(26年度)、「インターンシップ等を通じた教育強化」(27年度)の全国推進組織)から、この分野における海外先進国の専門人材育成の状況にも触れながら、日本における専門人材育成の現状、課題、専門人材育成のための方策、今後の方針等を説明し、今後の日本の大学等における専門人材の育成のあり方について討議する。 □ 関 百合子氏
(文部科学省 高等教育局 専門教育課企画官)
□ 山田 総一郎氏
(独立行政法人日本学生支援機構 学生生活部長)
□ 松本 高宜氏
(京都産業大学 全学共通教育センター准教授)
プログラムD 産学連携PBL教育の重要性とその展開 −日本から世界を見据えて− プログラムはPBL(課題解決型授業)をテーマとし、どのように産業界・行政・NPO・地域と大学とが連携すれば、教育効果を高め、かつ成果を生み出せるかについて議論し、参加者と共有する。前半は人材育成を様々な組織が連携して行う意義について、高等教育学の視点と現場の視点から語り合い、後半は連携を成果につなげるための仕掛けについて、企業・行政・大学などそれぞれの立場から事例を豊富に紹介する。 (前半)
□ 本田 由紀氏
(東京大学大学院 教育学研究科教授)
□ 工藤 啓氏
(認定特定非営利活動法人育て上げネット 理事長)
□ 後藤 文彦
(京都産業大学 名誉教授)
□ コーディネータ: 松尾 智晶
(京都産業大学 共通教育推進機構准教授)
(後半)
□ 山本 光世氏
(JOHNAN株式会社 代表取締役)
□ 有山 篤利氏
(兵庫教育大学大学院 学校教育研究科准教授)
□ 竹内 弘一氏
(KBS京都 アナウンサー)
□ 松尾 智晶
(京都産業大学 共通教育推進機構准教授)
□ コーディネータ: 伊吹 勇亮
(京都産業大学 経営学部准教授)
プログラムE 高等学校におけるキャリア教育の実践 −次代を担う人材の育成を目指して− 前半は、京都市立・京都府立・大阪市立の高等学校から各一校ずつ登壇いただき、高等学校におけるキャリア教育の先進事例の実践報告を行い、キャリア教育の必要性を参加者と共有する。後半は、前半の各々の先進事例を踏まえて、社会の変化に伴い「次代を担う人材」とはどういった人材なのか、また、どのように育成することが必要なのか、大学のキャリア教育への接続性という視点を入れながらパネルディスカッションを実施する。 □ 岩佐 峰之氏
(京都市立西京高等学校 主幹教諭)
□ 髙橋 文正氏
(京都府立洛水高等学校 教務部長)
□ 藤 宏美氏
(大阪市立大阪ビジネスフロンティア高等学校 首席)
□ 松高 政
(京都産業大学 経営学部准教授)
□ コーディネータ: 西川 信廣
(京都産業大学 教職課程教育センター長/文化学部教授)

日本の参加者の皆様にお勧めするWACEプログラム

 WACE第19回世界大会には世界各国からCWIE(産学連携教育)の専門家が集結し、様々な地域の多様なCWIEプログラムについての発表や今後の課題、展望などについてのデイスカッションが行われます。各国のCWIE戦略,カリキュラム開発・質の確保、CWIEプログラムの多様性、グローバル人材育成のための国際インターンシップ、CWIEの国際連携など、日本の産学連携教育の課題に関連したプログラムも予定されております。

アジアセッション

【概要】日本を含むアジア6ヶ国から登壇者をお招きし、各国におけるコーオプ教育の歴史、現状の課題について報告していただきます。コーオプ教育がまだ広く浸透しているとは言えないアジア地域において、コーオプ教育の発展に向けた諸課題を共有し、解決に向けた手掛かりを探ります。

理工系コーオププログラムの実践

【概要】海外における理工系学生の長期就業プログラムは、専門分野との学びを意識した内容となっています。本セッションでは、1919年よりコーオプ教育を導入し、現在は年間4,000名を超える学生が参加しているドレクセル大学など、国内外3大学より理工系コーオプ教育の実践事例を報告していただき、国内の理工系向けプログラムの拡充に向けた知見を提供します。

海外事例

“Cooperative Education in Engineering, Science and Technology: Models from Drexel University and University of Massachusetts Lowell”
「理工系学生向けコーオプ教育:ドレクセル大学、マサチューセッツ大学・ローウェル校の事例」

  • Mr. Peter Franks(Drexel University)ピーター・フランクス氏(ドレクセル大学)
  • Mr. Greg Denon(University of Massachusetts Lowell) グレッグ・デノン氏(マサチューセッツ大学・ローウェル校)

国内事例

「理工系分野におけるコーオプ教育:東京工科大学の事例」

  • 大山 恭弘氏(東京工科大学 工学部長/工学部機械工学科教授)

■この他、一部のWACE本プログラム分科会には、同時通訳が設定されます。
 同時通訳が設定される分科会のスケジュール表は以下の、リンクをご確認ください。

※上記一覧表に記載のプログラムに加えて、同時通訳を導入するプログラムを追加する可能性があります。
 同時通訳を追加するプログラムは当日会場でもご案内いたします。