情報システム

情報教育に対する姿勢

 情報通信技術(ICT)が現代に大きなインパクトを与え続けていることはもはや疑いありません。

 1966年、開学2年目に当たるこの年、将来は情報化社会が到来すると予見した本学は数多くの施策の一つとして計算機センター(現:情報センター)を設置しました。その後、計算機センターは情報センターとして情報教育環境の整備と大学事務システム開発を担い続けています。

 開学以来、総合大学として成長を続けた本学では人文科学、社会科学、自然科学、それぞれの分野で異なるICTが必要とされ、そのニーズは多岐に渡ります。

 それまでは異なるニーズを満たすために情報処理教室も異なる設備で整備する必要がありましたが、1999年、本学はそれらを解決すべく基本ソフトウェア(OS)にWindowsコンピュータとLinuxコンピュータを採用。2つのOSを1台のコンピュータで利用可能とし、すべての情報処理教室で人文・社会・自然の3分野の教育が行える情報環境を実現しました。これは当時ほとんど一般には知られていなかった自然科学系に適したLinuxを世界で初めて教育に大量導入して実現できたものです。

 一方、大学には学部に共通する教育、専門分野の教育があり、ここでもICTへのニーズは変化します。それに対応すべく情報システムの四階層化を実現。これによりすべての分野で共通教育をはじめ、専門教育に高度に特化した教育も実現できるのみならず、自習のための設備も整備。これら情報システムを極めて少人数で管理維持する技術を採用し、加えて全情報環境を3年に一度見直し刷新する計画とし、持続的に発展可能な情報環境として高等教育機関における先進的かつ模範的情報教育環境を構築しています。

設備

充実した情報処理設備

 いついかなる時でもネットワークが近くにある状態を維持し、生活全般に関わる情報化を推進する理念の基、情報処理教室の整備や一般教室におけるマルチメディア化だけでなく学生寮やクラブ活動施設、厚生施設等を「教育補完設備」と捉え、それらにネットワークの整備およびコンピュータの配備を推進しています。また、全学的に無線LANを設置し、各建物の既設の情報コンセント(有線LAN)と合わせて携帯端末やノートパソコンから簡単にインターネットが利用できる環境を提供しています。

情報センター

教育の情報化に向けた取り組み

設備

 教育の情報化と教授法の開発に取り組み、キャンパスすべての教育環境の近代化をバランスよく推進しています。学習支援システムとしてオープンソースの「moodle」を導入し、それを利用した情報教育を全学的に展開しています。

 また、講義内容を紹介した講義要項(シラバス)のWeb公開をはじめ、履修したい授業の登録手続きをインターネットから行うWeb履修登録システムを運用。授業の休講・補講などの情報を携帯端末やパソコンから閲覧できるサービスの展開など学生生活全般に関わる効率的な情報活用を推進しています。

情報処理設備の活用を推進するサポート体制

設備

 計算機運用補助員と呼ばれる学生アルバイトスタッフが常駐する相談窓口を設けています。相談窓口は情報処理教室でトラブルが発生した際に迅速に対応したり、利用者から寄せられるコンピュータに関する質問に答えるなど本学の情報処理環境を支える役割を大いに果たしています。また、意欲の高い学生スタッフを活用し、教員のパソコンに関するサポートやデジタル教材開発など万全のサポート体制を整備しています。

 学生アルバイトは授業の空き時間を有効に活用して働くことができ、アルバイト料は奨学金の位置付けとしています。さらに学生アルバイトスタッフは、相談窓口の現場で身につけた情報スキルをアルバイトの場を離れたセミナーなどの教育の場で発揮するなど教育の情報化を推進する一役を担っています。

京都産業大学のキャンパス・ネットワーク「KING」

 高度情報化社会に対応すべく、本学では1987年にコンピュータ・ネットワークを敷設し、情報処理教育と高度な専門教育に欠かすことのできない情報網としてキャンパス・ネットワーク「KING」を整備しました。優れた情報処理能力を持つネットワークの実現で、学内の情報コミュニケーションがさらに頻繁になり、また情報教育や語学教育などにおいては従来の処理速度では困難だった精度の高いマルチメディア教材などが利用される機会が増えています。

 1999年に完成した情報教育棟としての10号館は、学生の情報教育の中心であり、さまざまなサービス提供の場であると同時に、「学生部」や「教学センター」が集合するまさに京都産業大学の中心です。

コンピュータネットワーク:KING概略図
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