目指すは、みんなに頼られる人 地域サポーターズ 折原侑紀さん 松尾健広さん

私たちが、地域と関わる意味ってなんだろう?

「ボランティア」「地域貢献」「町おこし」など、世間では地域のため、地元住民のために何かしらのアクションを起こす人が増えています。その一方で「お金がもらえないのに、なんで働くの?」と疑問をいだく人も多いのでは?今回は「地域貢献活動」をテーマに、私たちが学生の間に成長する方法を探っていきます。

KSU Question!

  • Q みんなは興味ある?
  • Q 参加する理由は?

キャンパス内でアンケート調査を実施したところ、本学学生の約70%が地域で行う活動に興味があるという結果に!参加理由としては、半分以上が「誰かのために役立ちたい」と考えているようです。今回の調査では活動経験のある人が約60%だったので、多くの人が「地域貢献活動には無償で働く以上の何かがある」と感じ、既に何かしらの行動を起こしているようでした。

なぜ、地域を応援し続ける?地域サポーターズが本音を発表!

お金よりも大切な何かが得られそうな地域サポーターズの活動。実際に地域サポーターズとして活動をしている人たちは、何をモチベーションに取り組みを続けているのでしょうか?ボランティア団体に所属し、毎週活動を行っている3人の地域サポーターズに、本音を教えてもらいました。

  • 人に頼ってもらえることが素直にうれしいから 吉田陸さん

    入学時から、ボランティア
    活動は将来に欠かせない
    経験になると考えていました。

    入学したときに、何か新しいことを始めたいと考え、いろいろなクラブやサークルを見て回りました。将来、地元・富山の活性化に貢献したいと考えているので、大学時代に地域に関わる活動をしっかりやっておこうと思い、新社会ボランティアサークルに入部。私が興味を惹かれたのは、福祉施設で聴覚障がいがある方と手話で話す活動でした。先輩方が手話を使いこなして楽しそうに会話しているのを見て感動し、「自分もこうなりたい!」と決意。「手話を身に付けておけば将来役立つかも」と思ったことも理由の一つでした。ただ、モチベーションはあっても、実際は自分にできるのかと、最初はかなり不安に思っていました。

    リクエストをもらえるようになると
    頼られていると実感できるので、
    さらにモチベーションが上がります!

    手話で会話するというのは、私にとって初めての経験でしたが、施設にいる皆さんは意外ときさくに接してくださり、緊張がほぐれましたし、嬉しさもありました。今はメンバーとの手話の勉強と、施設での交流を週に1回ずつ行っています。慣れてくると施設のおじいちゃんおばあちゃんが、「トランプがしたい」などの要望を言ってきてくれるようになり、「自分が必要とされているんだ」と実感できることが嬉しいですね。また、この施設とは別に、デイサービスの施設で子どもたちとも交流しています。これまでは自分たちの活動をあまり発信できていなかったので、施設の行事のときなど、外部の人たちにも活動の意義や魅力を伝え、多くの人を巻き込んでいけるようになりたいと考えています。

  • みんなに慕われる先輩のような人になりたいから! 竹中淳記さん

    活動を続けることで、
    年齢を問わず誰からも慕われる
    人間力を身に付けていける
    と考えています。

    私は高校生のときにボランティア部に所属していたので、大学でもボランティア活動を継続しようと決めていました。今は子どもたちに勉強を教えたり、相談に乗ったりする活動をしています。この活動に決めた理由は、小学生から高校生まで、どの子にも慕われる先輩の姿を見たときに、「どうやったらこんな存在になれるのだろう?」と疑問に思ったから。先輩にはまだまだ追いつけていませんが、これからも活動を続けながらできるだけ多くの子どもたちから頼りにされる存在になりたいと考えています。

  • いつも何か発見があって、話を聞くのが楽しいから! 木村優太さん

    ボランティアと身構えずに、
    その場を楽しむことが大事。
    活動の中では、人生の大先輩たちから
    教訓になるような話を
    聞かせてもらうこともあります。

    福祉関係の仕事をする親の影響もあり、入学時から人のためになる活動を始めてみたいと考えていました。私は目に障がいのある高齢者を中心に、カフェ形式で交流をする活動を行っています。最初は何を話したらいいのかと考えすぎてしまい、逆に喋れなくなっていましたが、回を重ねるうちに純粋に会話を楽しめばいいと気づき、今では活動に参加するのが楽しみでしかたがないです。自分の好きな昭和歌謡の話をしたり、皆さんの体験談を教えてもらったりしながら、充実した日々を送っています。

はじめの一歩から、やりたいことが広がっていく!JUMP UP! 地域サポーターズ

HOP!

1 地域サポーターズの未経験者は、まず活動のイメージを持とう! 地域貢献活動には、清掃活動などを行う環境分野や児童・高齢者などと接する福祉分野をはじめ、さまざまな活動があります。まずは本学ボランティアセンターに行き、多様な活動情報を集めてみよう!

地域の活動情報を仕入れよう!

ボランティアセンターには、地域の団体から年間500件ほどの情報が寄せられます。どんな情報があるかは、ボランティアセンター前のちらしコーナーでチェック!ボランティア募集だけでなく、イベントや講座の案内もありますよ。

他の学生の取り組みもチェック

ボランティアセンター前の掲示板では、地域で活動している学生の様子を紹介しています。また、大学近隣の地域情報コーナーも設けています。

分からないことがあれば、ボランティアセンターのスタッフに詳細を聞いてみてね!

STEP!

2 地域サポーターズの頼れる先輩たちに話を聞きに行こう! 興味のある分野を見つけたら、そこで活動をしている人たちと出会ってみよう。ボランティアセンターでは、ボランティアを受け入れている団体や先輩から、直接話を聞く機会を設けています。

4月下旬の昼休みに開催!

ボランチ

お昼休みは、ランチを食べながら、ボランティアについて語ろう!ボランティアセンターの学生スタッフが、さまざまな分野での活動についてお話します。
※詳細は、ボランティアセンターWebサイトで確認してください。

5月下旬開催予定!

Let's Try! ボランティアフェスタ

学内ボランティアサークルや学外のNPO・NGOが出展する説明会。子ども、環境、まちづくり、国際など約20団体が参加予定です。気になる団体の活動について、直接話が聞けます。

学内のボランティア団体

文化団体連盟

  • 新社会ボランティアサークル
    (福祉分野)

届出団体

  • 京都産業大学BBS会
    (子ども支援分野)
  • 総合ボランティアサークル YUFI
    (子ども支援・災害支援分野)
  • NONTS
    (防災・地域支援分野)
  • Volunteer Team CSA
    (環境・地域支援分野)

気になる活動を見つけたら、体験に申し込んでくださいね!

JUMP!

3 実際に地域に飛び出し、活動に参加してみよう! 活動内容をしっかり理解できたら、いよいよ地域デビュー!ボランティアセンターでは、ボランティア一日体験プログラムや福井県での地域活性化プログラムなどを行っています。

実際に体験してみると、活動の魅力がわかるので、モチベーションが上がると思いますよ!

6月下旬~7月上旬の週末に実施予定!

わん☆ポラ

ボランティア未経験者を対象として実施している一日体験プログラム。当日はスタッフも一緒に行くので、初めてでも安心して気軽に参加できます。

9月中旬実施予定!

ふるさとワークステイinふくい

4泊5日の宿泊型体験プログラム。自然いっぱいの福井県で、地域の人たちと汗を流して地域を元気にする活動に取り組みます。

「活動に参加してみたい!」と思ったら、3号館1階のボランティアセンターへ。

vol.75 サギタリウス 2017年3月31日発行

「サギタリウス」に載りたい!載せたい!あなたの情報を大募集!京都産業大学 広報部までお問い合わせください。E-mail:ksu-sag@star.kyoto-su.ac.jp TEL:075-705-1411

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