京都産業大学キャンパスマガジン サギタリウス 2014 Oct. vol.65

KSUスクープ!!

Q1 これまで30年間、京都産業大学で教鞭を執られた印象は?

私が京都産業大学に赴任したのは、約30年前。まだ中央図書館もない頃で、本学の知名度も低かったのですが、学生にはパワーが感じられました。
心の中に一つ自分の芯を持っていて、それを信じて突き進む強さがあり、教える私もワクワクさせられました。

「合同就職説明会の質疑応答で、京都産業大学生は必ず最初に手を挙げる」という話は、今でも語りぐさになっています。質問が最初からずっと全て京都産業大学生なので、人事の方が「次は京都産業大学以外の方で…」とまで仰ったそうで(笑)。その自分から前に出る精神が、卒業後に社会で活躍する力になっているのでしょうね。実際、多くの卒業生が社会で活躍しているのは本学の誇りです。

今の学生の印象はどうですか?

昔の学生はどこか武骨な印象がありましたが、今の学生は良くも悪くも、きれいにまとまっている印象があります。
もっと人とは違う自分だけの長所や、「個性的な知力」を追究してほしいと思います。

今の学生の良い所とは?

本学では、学業でも課外活動でも、興味のあることに積極的に取り組んでいる学生が非常に多くいます。しかもそれぞれが着実に成果を出し、学外や地域の方々などから評価を得ている。これは素晴らしいことです。決して派手ではなくても、各人ががむしゃらに頑張る気持ちを持っていると感じています。

Q2 これからの京都産業大学は、どうなるのですか?

建学の精神にもある、「国内外で活躍する人材の育成」にさらに力を入れていきます。直近では、政府から「グローバル人材育成推進事業」に認定された「理系学生のグローバル力の育成」に努めます。外国語学部と理系3学部が関わることで、語学力を高めて理系学生の活躍のフィールドを海外へ広げます。将来的にはの学部にも外国語学部とコラボした学びを展開し、10年スパンでグローバル人材を育成する体制を強化していきたいと考えています。
カリキュラム編成についても、今まで以上に「本学らしさを活かした学び」を提供できるよう、検討中です。

「京都産業大学らしさ」とは、具体的にどんなことですか?

まずは、「個性の際だった学び」です。今後も意欲的に、各分野で唯一無二の研究をされている先生をお呼びしたいと考えています。
また、一拠点総合大学であることも本学の強みです。より学部間の垣根を低くすることで、新しく個性的な知が生まれるイノベーティブな環境づくりを目指します。
学部間はもちろん、国境を越えた「共創」を促進するため、来年度から多文化共生に関する授業も増えていきますよ。
「共創」を促進するという点では、ラーニングコモンズは非常に優れた施設ですから、是非活用して欲しいですね。

学部を超えた学びなど、いろいろ興味があるのですが、なかなか踏み出せません…。

最初は勇気が必要かもしれませんが、小さなことから始めてみることが大事。若い人は失敗したって大丈夫です! 本学にはピアサポーターやラーニングコモンズのスタッフなど、学業以外でも挑戦の機会がありますから、それに参加してみるのも一つの方法だと思いますよ。

学生広報スタッフがスクープ!!大城学長4つのヒミツ 大城学長 Profile 広島大学大学院文学研究科博士課程修了。1985年に本学の外国語学部講師となり、2002年外国語学部長、2008年学長補佐、2012年副学長を経て、2014年10月学長就任。

ヒミツ1 大学生時代はロングヘアーのヒッピースタイルだった!私の学生時代はビートルズ全盛期。私も、流行の長髪スタイルを取り入れ、持ち物は番傘とふろしき…といった出で立ちで大学に通っていました(笑)。しかし学問には真面目に取り組み、朝の5時、6時まで没頭したものです。

ヒミツ2 大学1年生でいきなり挫折!?前途多難だった学生時代。大学入学当時は大学運動が全国的に流行っていて、いきなり半年間の休講から学生生活がスタート。ようやく開講したかと思ったら、当初考えていた研究テーマについて担当の教授から「それを解き明かすのは無理だ」と言われ、意気消沈しましたね。いろいろ迷った結果、日本人でも世界と渡り合える分野として、「くさび形文字」の研究に取り組みました。

ヒミツ3 趣味は筋トレと温泉めぐり!学長として健康管理はばっちり!3年前から滋賀県のトレーニングジムに通っていて、9sの減量に成功しました。少し前まで胸筋も動いたんですよ(笑)。また日帰りで温泉へ行くのが好きです。今、最も挑戦したい「4年間の任期を全うする」という目標に向けて、健康は非常に重要だと感じています。

ヒミツ4 学生に一番伝えたいことは、「自分なりの信念」を持つこと。得意なことが一つだけでもいい、これだけは人に負けないというものを持って欲しい。そしてそれをどう活かすか、人に理解してもらうかを考えながら、果敢に挑戦していってください。

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