京都産業大学キャンパスマガジン サギタリウス 2013 Dec. vol.62
一球一球「負けない」
気持ちで、プロに挑む。 岩橋 慶侍さん
自分の武器はドリブル。大学で見つけた進むべき道。 安藤 由翔さん
鳥取と学生をつなぐ砂像作りに挑戦! 市村 千香子さん 和田 慶子さん
身近な所に、未知の脅威!?未来に備えるダニの研究。 伊藤 亜希さん
経営学部 4年次生(京都府立京都すばる高校出身)岩橋 慶侍さん
プロ野球 セ・リーグ東京ヤクルトスワローズドラフト4巡目指名! 一球一球「負けない」気持ちで、プロに挑む。経営学部 4年次生(京都府立京都すばる高校出身)岩橋 慶侍さん
今年、全国大会出場、リーグ戦通算30勝を挙げ、そしてドラフト指名にまで辿り着けたのは、一緒に戦ってきたチームのみんなのおかげです。1年次の頃、僕は体が細く、まずは基礎体力づくりからという状態でした。5時間の練習のうち、投球練習は1時間半ほどで残りは全て走り込みと基礎練習。地道でしたが、「今年こそ全国へ!」と練習に打ち込む仲間に刺激され、粘り強く取り組むことができたのです。“チームで勝つ”意識も高まり、調子が悪い時でも「どうすれば勝てるか」と一試合ごとに工夫するようになりました。そして“負けない”という気持ちで重ねた一勝一勝が、今につながっています。プロの世界でも一球一球に気持ちを込め、いずれは先発でチームの優勝に貢献したいです。
2年次でプロを意識し始めた頃にオーダーメイドしたグローブ。刺繍に込めた「まず気持ちで負けない」という思いは、来年1月予定のキャンプ入りに向けてさらに高まる。
2年次でプロを意識し始めた頃にオーダーメイドしたグローブ。
文化学部 4年次生 (鳥取県・倉吉北高校出身)市村 千香子さん 経営学部 3年次生 (大阪市立桜宮高校出身)和田 慶子さん
サギタリウスチャレンジ砂像プロジェクト京産に荒木俊馬が蘇る?!に挑戦! 鳥取と学生をつなぐ砂像作りに挑戦! 文化学部 4年次生 (鳥取県・倉吉北高校出身)市村 千香子さん 経営学部 3年次生 (大阪市立桜宮高校出身)和田 慶子さん
鳥取県の地域振興のため、鳥取砂丘の砂(国立公園外)で創設者・荒木俊馬先生の像を作って学内に設置し、鳥取をPRすることに挑戦しました。鳥取の「砂の美術館」の方などの協力をいただき、ゼロから砂像を制作開始。彫る作業も難しかったのですが、学内で制作の協力者を募る時などに企画の魅力を伝えきれず、「イメージを共有する難しさ」も実感しました。どうにか協力者を得て作り続けるうち、少しずつ形が見え、いろんな人に興味を持ってもらえるように。9月にはNHKの番組に出演してこの活動をPR。10月には像が完成し、地域の人と交流するサタデージャンボリーで公開できました。これからは荒木先生の情報も合わせて発信し、この大学で学ぶ意義を学生に伝えたいです。
制作に使った砂は約3t。
制作に使った砂は約3t。人物像は最も難しいと言われるなか、三度の試作を重ねて完成させた。10月中旬から本学図書館前にて公開。神山祭などで多くの人の注目を集めた。
サッカーJリーグガイナーレ鳥取2014年シーズンからの加入内定! 自分の武器はドリブル。大学で見つけた進むべき道。 経済学部 4年次生(兵庫県立須磨友が丘高校出身)安藤 由翔さん
今年の春、特別指定選手に選ばれ、大学に在籍しながらJリーグでプレーしています。入部当初はプロへの夢がかなうとは想像もしませんでした。高校まで鍛えてきた僕の武器は「ドリブル」でしたが、京都産業大学は「パス」が持ち味のチーム。試合で自分の良さが出せず、人見知りな性格もあってチームに馴染むことを半分諦めていました。そんな時、他のメンバーから積極的にコミュニケーションを取ってくれたことが支えになりましたね。自分を受け入れてくれる仲間への信頼感から、ピッチで自分が出せるようになり、パスの精度を上げながら徹底してドリブルを強化。その「前へ進む力」が評価されスカウトに至りました。今後はさらにドリブルを磨き、J1を目指して戦っていきます。
自分のプレーで観客を沸かせたい、と語った安藤さん。卒業までの目標として、現在所属するサッカー部の1部リーグ残留を決め、後輩たちにより良い練習環境を残すことを掲げている。
自分のプレーで観客を沸かせたい、と語った安藤さん。
経済学部 4年次生(兵庫県立須磨友が丘高校出身)安藤 由翔さん
総合生命科学部 4年次生(奈良県立西ノ京高校出身)伊藤 亜希さん
総合生命科学部前田研究室染谷研究室合同フィールドワークダニ採集を実施! 身近な所に、未知の脅威!?未来に備えるダニの研究。 総合生命科学部 4年次生(奈良県立西ノ京高校出身)伊藤 亜希さん
草むらで白い旗を振るこの不思議な作業。遊びではなく、虫が媒介するウイルスや感染症の研究の一環として、「野生ダニ」を採集しているのです。
あまり知られていませんが、実は野山や公園の草むらなどには野生のダニが生息しています。主に動物の血を吸うため人間に被害が出る可能性は低いとされていますが、そもそも山などに人が立ち入る機会が少ないこともあり、その脅威は未知数。そこで万が一に備えてダニの研究が進められています。旗に付いたダニをピンセットで取り、個体数や種類、成長段階などを顕微鏡で観察して記録…という一連の作業は根気が必要。大変ですが「いつか誰かが研究しなければ いけない分野」という使命感が、やる気の素です。
「旗擦り法」で採集した「野生ダニ」。
「旗擦り法」で採集した「野生ダニ」。
研究に使えるレベルまでデータを揃えるためには、週1回、1年分ほども採集データを取る必要があるそう。
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