京都産業大学キャンパスマガジン サギタリウス New!! 2012 Apr vol.55
京都産業大学創設ヒストリア Vol.1 創設者 荒木俊馬先生を知る。 京都産業大学は2015年に50周年を迎えます。私たちの京都産業大学はどのような思いで創設されたのか、かつてのエピソードから紐解いていきます。
荒木先生は、新進気鋭の宇宙物理学者。
先生が京都帝国大学の学生だった時代に、アインシュタイン博士が来学。荒木先生が学生を代表して歓迎の挨拶を述べました。
アインシュタイン博士の授業風景
1897年、熊本県に生まれた荒木先生は、京都帝国大学(現京都大学)で宇宙物理・天文学を学びました。当時はアインシュタインの相対性理論が登場し、物理学・天文学の領域が開けて宇宙物理分野の研究が盛んになった時代。その中で荒木先生は新進気鋭の研究者として活躍されました。同大学で助教授となった荒木先生の講義を受けた中には、のちにノーベル物理学賞を受賞する朝永振一郎氏、湯川秀樹氏がいました。
学章に込められた荒木先生の熱い思い。
京都産業大学の学章になぜ射手座(サギタリウス)が描かれているのかを知っていますか?サギタリウスは、ギリシャ神話に登場する半人半馬のケイローンの姿をかたどった星座です。荒木先生は、夜空を自由奔放にかけ回るその姿に、雄飛する若者の姿を重ねました。大きな夢を抱き、広い心を持った国際的人物となってほしいという先生の思いが込められています。
学章に込められた荒木先生の熱い思い。
世界と日本が激動していた1960年代。これからの日本の将来を背負って立つような青年を育成する「健全な真に理想的な総合大学」をつくりたいという荒木先生の強い思いから、1965年神山の地に京都産業大学が設立されました。第1回入学式では697名の第1期生を迎え、「諸君は同士だ。一緒に立派な大学をつくろう」と荒木先生は思いを込めて呼びかけました。
荒木先生の建学の精神を具現化した、本学のシンボルでもある神山天文台。
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