京都産業大学 キャンパスマガジン サギタリウス VOL.54

論文・レポートの作成に欠かせない図書館の活用を徹底追求!!

書籍から雑誌・新聞まで 図書館はまさに資料の宝庫!

100万冊を超える蔵書から、データベース上にある雑誌や新聞など、図書館には膨大な資料がありますが、ここではその検索方法をご紹介します!

KSU-Catを使って検索する

京都産業大学図書館蔵書検索「KSU-Cat」では、本学図書館にある蔵書のすべてを検索することができます。自宅のパソコンからもアクセスでき、自分の利用状況の確認をはじめ、貸出中の書籍に関しては予約も可能です。また借りている本の更新手続きや、気になる本や資料を記録しておく、自分だけのフォルダを作る「マイフォルダ」機能なども利用できます。
http://ksucat.kyoto-su.ac.jp/

雑誌論文・記事や新聞記事を検索する

雑誌論文・記事の検索

日本の学術論文は「CiNii Articles - 日本の論文をさがす」が便利です。これは国立情報学研究所(NII)による、学協会誌・大学研究紀要・国立国会図書館の雑誌記事索引データベースなど、学術論文情報を検索の対象とする論文データベース・サービスです。約1,500万件の論文情報を収録し、うち約370万件は論文の本文を閲覧できます(一部有料のものを除く)。
週刊誌・総合誌・ファッション誌などの記事情報は「Web OYA-bunko」で検索できます。
外国雑誌の記事・論文は「EBSCOhost」で検索できて、一部本文も閲覧できます。ほかに「ScienceDirect」「SpringerLink」などの出版社のサイトで検索・閲覧可能です。

■ これらは、図書館ホームページの「データベース一覧」などからアクセスできます。

新聞記事の検索

読売、朝日、毎日、日経の4紙については、過去のものから(日経新聞以外は創刊号から)最新号までを読むことが可能です。全紙ともキーワード検索から特定の記事を引き出すことができるので、研究などで必要な際はぜひ活用しましょう。またアメリカやイタリア、スペイン、フランスなど、世界各国の新聞を閲覧することもできます。

図書館スタッフのアドバイス

日経関連の雑誌が閲覧できる「日経BP記事検索サービス」をはじめ、ほかにもさまざまな資料や検索方法があるので、気軽にスタッフにお尋ねください。

しっかり論文・レポートを作成するためのワンポイントアドバイス

しっかり論文・レポートをつくるために、図書館でのサポート体制をご紹介。また、なぜ一次資料に当たる必要があるのかについてもご紹介します。

困ったときはレファレンスカウンターへ

レファレンスカウンター必要な図書や雑誌の探し方や、何を使って調べたらいいのか分からないときなどは、図書館内にあるレファレンスカウンターにお越しください。"図書館のソムリエ"ともいうべき専門のスタッフが、皆さんの質問や調査依頼に応えてくれます。また、すでに図書館を使いこなしている人に対しても、「研究テーマに関連する、まったく違った角度からの資料がほしい」などの相談も受け付けていますので、いつでもお気軽にご相談ください。

内容を深く掘り下げるには、一次資料はかかせない

論文やレポートの作成をサポートする書籍インターネットでキーワード検索をすれば、簡単に必要な情報や知識は得られます。しかし、それはあくまで断片的な知識であり、より深く内容を掘り下げるには、元の文献や原典など一次資料に当たらなければなりません。また、必要な情報を自分で探し、見つけたものを精読してまとめるという作業を通じて、読解力や論理的に物事を考える力なども養われます。そこではぐくまれた力は論文やレポート作成時はもとより、就職活動、さらには社会に出てからもきっと役立つでしょう。

論文やレポートの作成をサポートする書籍も多数所蔵されているので、こちらも参考にしてください。

新しい本との出合いが、自らの視野を広げてくれます。

物事をより深く追究するためには、本による情報が必要不可欠です。またインターネット上にある情報は間違ったものも多く、その真偽を見極めるためにも一次資料に当たる必要があるでしょう。そういったときに役立ってくれるのが図書館ですが、そこは新しい世界との出合いの場でもあります。探している資料はもちろん、実際に足を運ぶことで思わぬ本との出合いもあり、それがきっと皆さんの視野を大きく広げてくれるはずです。

図書館長 瀬尾 美鈴 先生

図書館長 瀬尾 美鈴 先生

教員著書紹介 先生方の研究成果をぜひ手に取ってみてください。
きっと役立つ話や研究内容がいっぱい!

『マンと三島 ナルシスの愛』

高山 秀三

外国語学部教授 著 鳥影社ロゴス企画
2011年3月発行

三島由紀夫はドイツの作家トーマス・マンを「世界第一の作家」として敬愛し、その作品と人生に一つの理想を見ていた。同性愛やナルシシズムなど、多くの共通する特性を抱え、苦しみ抜いた二人の作家の軌跡をたどる研究書。

マンと三島 ナルシスの愛

『たとへば君 ― 四十年の恋歌』

永田 和宏

総合生命科学部教授・河野裕子 共著 文藝春秋
2011年7月発行

河野裕子と永田和宏。出会いから結婚、そして40年を共に過ごした二人が、折々に相手を詠んだ短歌はそれぞれ500首を超えた。死の前日まで歌を作り続けた河野、それを見守り続けた永田のそれぞれの歌とエッセイ。

たとへば君 ― 四十年の恋歌

『最新知的財産判例集
 ― 未評釈判例を中心として』

三山 峻司

法務研究科教授・松村信夫先生還暦記念刊行会 青林書院
2011年10月発行

最新の知的財産権法の裁判例のうち、判例雑誌などにおいて公刊がなされているものの、未だ評釈が行われていない裁判例を主に取り上げ、学者や弁護士が評釈を加えて執筆した51編の論文を掲載している。三山峻司・法務研究科教授と松村信夫・大阪市立大学大学院法学研究科特任教授の還暦を記念して青林書院より発刊。

最新知的財産判例集 ― 未評釈判例を中心として

『日本書紀 成立の真実
 ― 書き換えの主導者は誰か ―』

森 博達

外国語学部教授 著 中央公論新社
2011年11月発行

前著『日本書紀の謎を解く』(中公新書、毎日出版文化賞)は、音韻論と文章論によって書紀30巻を三分し、各群の性格を明らかにし、述作者を特定した。新著では表記と文章の分析をさらに深め、最終的な編さんの主導者を特定した。

日本書紀 成立の真実 ― 書き換えの主導者は誰か ―
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