交通広告『その挑戦が「型やぶり」』シリーズ3

その挑戦が「型やぶり」

砂像づくりにチャレンジ
〜京産大に荒木俊馬が蘇る?!〜

サギタリウス・チャレンジ
チャレンジ部門 2013年度 採用企画

市村千香子 文化学部4年次
和田慶子 経営学部3年次


 「夢や興味」の実現に向かって果敢に挑戦する学生をサポートする京都産業大学独自のプログラム「サギタリウス・チャレンジ」。文化学部4年次の市村さんと経営学部の和田さんが取り組んだ「砂像プロジェクト」は、鳥取県出身の市村さんが、学生に知名度が低いふるさとの魅力をPRしたいと、砂丘が有名な鳥取の砂を使った砂像をキャンパスに作ることを計画。その想いにサークルの1年下の後輩、和田さんが共鳴し、一緒に取り組んだ。
 選んだ砂像のモデルは学祖・荒木俊馬。「挑戦」を体現し続けた本学の創設者を蘇らせたいと、台風で思うように作業が進まないなどのトラブルに見舞われながら、約3トンの砂を使い4ヶ月かけて砂の彫刻を完成させた。学祖のエピソードや残された言葉をキャンパス内外の多くの人に伝えるため、SNSでの発信も行っている。「学生のうちにしか出来ないことを、思いっきりしたい」。そう語るチャレンジャーたちの姿に、砂像もどことなく満足そうだ。

今回「砂像プロジェクト」をすることになった経緯について聞かせてください。

市村
きっかけは、3年次の夏に参加させていただいた鳥取市関西事務所のインターンシップです。鳥取市の職員で構成されている事務所で、主な仕事は鳥取県の観光情報を関西エリア中心にPRすることでした。私もその一員としてPRのお手伝いをさせていただく中で、自分の出身地である鳥取に、今まで知らなかった魅力がたくさんあることに気付きました。それで、関西圏での知名度が低い地元・鳥取をもっと皆さんに知ってもらいたいと気持ちが芽生え、鳥取で盛んな「砂像」に挑戦してみようと思ったのがこのプロジェクトを企画したきっかけです。
和田
私は市村さんと同じボランティアサークルに所属していて、すごく仲良くさせてもらっていました。市村さんが砂像を作るプロジェクトに挑戦すると聞き、面白そうだったので参加することにしました。
市村
何か人と違うことをしたいという想いは昔からありましたが、なかなか行動に移すことができない性格でした。人と話すこともあまり得意ではありませんでした。人見知りの性格を克服したくて、タイやインドに渡ってボランティア活動をしたこともあります。現地までは自分一人で行き、仲間と合流してしばらく共に生活をしながらボランティア活動を行う。そんな経験を通して、少しずつ度胸がついたと思います。  そうして3年次になった頃、就職活動を始めました。当初は関西で就職するつもりにしていて、鳥取にはもう戻らないだろうと思っていました。だからこそ学生である今のうちに、自分の地元である鳥取のことを広めるために何かをするのは学生の今しかない、だったら思い切りやってみようと。どうしてもこの企画を成功させようと思うようになりました。
和田
私は「学生のうちは学生にしかできないことをしたい!」という思いがありました。卒業後にはできないような経験を今のうちにできるだけたくさんしたいと思っているときに、この砂像プロジェクトに出会いました。

2013年度のサギタリウス・チャレンジ チャレンジ部門に採択されて実現した砂像プロジェクトですが、選考についてはいかがでしたか?

市村
まずは自分たちがどんな企画に挑戦したいかを書類にまとめて提出します。書類審査を通過したチームは審査員の前でプレゼン発表を2回行い、自分たちがどういうことをしたいのか、そして、どれだけ熱意があるかをアピールします。最終的に、大学として支援するプロジェクトが決定されます。
和田
正規の書類とは別に資料を提出しても良いということだったので、私たちは鳥取県の現状や自分たちの想いなどを10枚程度の資料にまとめて提出し、強い熱意があることをアピールしました。その資料を準備するのはとても大変だったのを覚えています。
市村
砂像プロジェクトがどういうものなのかプレゼンテーションを通して伝えるのが難しかったです。
自分たち自身、未経験で制作過程を具体的にイメージできていなかったので、「設置する場所は?」「細かい彫刻ができるのか?」などの質問の答えに詰まることもありましたが、無事採択されました。
自分たちの力だけでは実現できない企画だったので、サギタリウス・チャレンジ制度で大学にサポートしてもらえたのはありがたかったです。

実際に砂像を制作する上で、どのような苦労がありましたか?

市村
プロジェクトを具体的にスタートさせたのは6月頃です。まずは鳥取にある砂の美術館の館長さんにコンタクトを取り、砂像作りについて指導を仰ぐところから始めました。そこから土台作りなどいくつかの工程を経て、10月の半ば頃に完成しました。
和田
一番苦労したのは、台風などの天候変化への対応です。何らかの対策をする必要があることはわかっていたのですが、天気予報をこまめにチェックしても天候の変化を予測するのがとても難しくて。大雨のせいで鳥取行きが中止になったり、制作作業に充てていた日に台風が直撃したり・・・。どれだけ入念に準備をしていても、常に不安はありましたね。砂像も、場所によっては潰れたら取り返しのつかない部分もありますから、いつもどこかでドキドキしていました。
市村
無事に作業できる時は良いのですが、悪天候などで作業ができなくなった時の調整に悩まされました。通常の授業やサークル活動、就職活動、さらにゼミもバイトもあったので、時間をきっちり決めて日程を調整して、といろいろなことを両立させるのがとても大変でした。
和田
大変なことが続いて途中でモチベーションが下がってしまうこともありました。なんでこんなことやってるんだろうって。でもそんな時は完成した日を想像するようにして、皆さんに見てもらえたら嬉しいなという気持ちで最後まで頑張れました。

京都産業大学での学生生活はどのようなものでしたか?

市村
とても楽しい思い出ばかりです。他エリアの大学も受験していましたが、今考えると、ここに来て良かったなと思います。私は1年目から寮に入り、他県のいろいろな地方から来ている人たちとの共同生活を経験できましたし、関西の人は皆さんとても明るくて、いっぱい話しかけてくれました。おかげで私も人見知りを克服し、大いに成長できた4年間だったと思います。  京都産業大学の学生って皆、勉強でもスポーツでもバンドでも、とにかく「自分のやりたいことを思いきりやる」人が多いです。そういう意味でとても元気でイキイキしている人が多いと思います。私自身も入学していろいろなことに挑戦してきましたが、京都産業大学の魅力って、そういう学生の「チャレンジ精神」をすごく尊重し、サポートしてくれるところだと思います。
和田
私もこの大学に来て本当に良かったと思います。自分がこんなに活発になれたのは、大学でいろいろな人と出会えたおかげ。今回の砂像プロジェクトも京都産業大学だからこそ挑戦できたことです。周りの皆さんにいろいろな面で支えてもらっているのを日々実感しています。自分の成長のために、これからもやりたいと思ったことはすぐに実行していきたいです。「挑戦したい」と思った時にやらないと、時間が経つにつれてネガティブなことも考えてしまいがち。やっぱり「思い立ったが吉日」で、思いついたらすぐに動いたほうがいろいろなことに挑戦できると思うんです。これからも「今しかできないこと」に体当たりで挑戦していきたいです。

掲載期間2014年1月〜

砂像プロジェクト

サギタリウス・チャレンジ
チャレンジ部門採択企画「砂像プロジェクト」〜京産に荒木俊馬が蘇る?!〜

 市村千香子 文化学部4年次(左)
 和田慶子 経営学部3年次(右)


制作開始!!

土台づくり

土台づくり

土台づくり

彫刻1日目

彫刻1日目

彫刻1日目

彫刻2日目

彫刻2日目

彫刻2日目

完成

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