大学生活と進路選択結果分析・授業計画/改善に向けての取り組み(平成26年度 秋学期)

1.結果の総評

  • 「学生理解度」(強くそう思う、そう思うの合計)は92%(80%以上出席94%)であり、春学期88%(80%以上出席89%)との比較では4%(80%以上出席5%)の向上となった。
  • 「学生満足度」(強くそう思う、そう思うの合計)は94%であり、(80%以上出席96%)、春学期86%(80%以上出席87%)との比較では8%(80%以上出席9%)の向上となった。
  • 「問題発見と解決プロセスの重要性の理解度」(強くそう思う、そう思うの合計)は89%(80%以上出席90%)であり、春学期81%(80%以上出席81%)との比較では8%(80%以上出席9%)の向上となった。
  • 「問題発見と解決プロセスの大学生活への利用意欲」(強くそう思う、そう思うの合計)は85%(80%以上出席85%)であり、春学期80%(80%以上出席81%)との比較では5%(80%以上出席4%)の向上となった。
  • 「講義での学びが大学生活を豊かにするか」との設問(強くそう思う、そう思うの合計)は、87%(80%以上出席88%)であり、春学期82%(80%以上出席83%)との比較では5%(80%以上出席5%)の向上となった。
  • 上記の結果から全体的には、本授業の目的はおおむね果たせていると考えられる。
  • 全ての項目が春学期より高い数字を示しており、理解度、満足度は90%を超えていることからみて、より学生目線の授業が行えたのではないだろうか。春学期の反省点や課題を踏まえた上で、各クラスで工夫を加えた授業展開を行ったことが大きい。1クラスの学生数が春学期より少なかったため、きめ細かいフォローが可能だったことも影響していると考えられる。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

 自分自身の問題に向き合い、本質的な問題を発見して課題を設定し、その課題を解決するというのは大人でも難しい。大教室授業の中にあっても、学生個人が自らの問題を真剣に考え、課題へのチャレンジを行い、解決のプロセスを学べたことそのものに、大きな意味があると考えている。また、難度の高いプログラムであったにも関わらず、学生達の理解度、満足度が90%を超える授業展開が出来たことは、一定の成果であろう。ただ、今後の学生生活への活かし方、進路選択に向けてどう繋げていくかといったところは、もう少し深める必要があると思われる。

3. 2.の各項目についての改善計画

  • アンケートの結果は良好ではあることもあり大きな改善は検討していない。
  • 学生の理解を確認するためのミニレポート提出は試す意味がある。
  • 授業中の発表回数を増やし、その場でフィードバックすることも検討する。
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