体育教育科目・結果分析・改善計画(平成24年度 秋学期)

1.結果の総評

 健康科学実習担当者8名(体育教育研究センター6名、文化学部2名)、15クラス、履修登録数326名、回答者数221名、回答率67.8%。24年度春と比較して履修登録数187名、回答者数165名、回答率7.4ポイントでそれぞれ減少した。24年度春学期と比較しそれぞれの項目で減少した理由は、推測の域を出ないが、必修科目でないこと、1単位であることが考えられる。
 設問項目別に見ると、「出席率」12回以上75%と履修者の授業に対する意識の高さを感じさせる。履修登録に際して「シラバス」については、参考、概ね参考を併せても、54%で漸く50%を超えたところであり、積極的な事由では無いと判断できる。「男女混合クラス」では、強く是、概ね是とするを併せて69%。身体機能計測でも、併せて73%。いずれも肯定とするとの結果が出た。「教職課程の履修」では56%(回答数218名中122名)、24年度春学期(37%)と比較して高い数値を示した。「スポーツ科学実習」との並列履修者は21%(回答数214名中45名)で、まだまだ同科目の開講、内容を含め並列履修が可能であることが認知されていない。

2.調査結果にみられる本学部授業の課題

 結果の総評から見て、「出席率」12回以上が75%(24年度春学期85%)。「男女混合クラス」「身体機能計測」の実施は、是とするが69/73%(24年度春学期76/73%)。いずれも履修者数は 減少したが、履修者の本科目に対する意識は高いと判断した。「自由記述」では、24年度春学期と同様で学生生活の中での身体活動を日頃の運動不足、ストレス解消、体力増強と捉えていた。1セメの受講生が92%で、入学直後の学生間のコミュニケーションがより活発になったと記述している。「男女混合」に関しては概ね是としているが、少数とはいうものの体力・技能的差があり、男女とも否とする意見もあった。「身体機能計測」では、現時点での数的体力・運動能力を知り、今後の生活習慣について自覚してくれることを期待する。今後本科目担当教員は幅広い受講生の要望に沿うように工夫しなければならない。
 ただ本科目本来の目的を達成するためには、かつてのように必修化復活が不可欠であると断言できる。関係者の更なる理解と努力を期待する。

3.2の各項目についての改善計画

 本年度(春・秋学期)も、24年度と同様に授業を展開することになるが、上記「結果の総評」「課題」および教員別に返却されたシートから、各担当教員独自の工夫で履修者の要望を検討し柔軟に対応しなければならない。
 また、1回目の授業で「スポーツ科学実習」の内容等を説明し、本科目との並列履修が可能であることを説明する。

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