人間科学教育科目・結果分析・改善計画(平成23年度 秋学期)

授業アンケート結果分析及び改善計画報告

1.結果の総評

 全体として約8割の学生が「授業を受ける前に比べて、文章の書き方(技法や技術)が身についた」、「授業を受ける前にくらべて、文章を書くことに慣れた」と答えており、日本語表現能力(スキル)の向上という本科目の目的がかなり達成されていると評価できる。

 他方で、スキルではなく、関心や意欲を訊く設問については、それほど高い数字が出ていないが、これは、そもそも関心や意欲の高い学生が受講しているからとも考えられる。

 そうであれば、改善すべき方向の一つとしては、日本語表現能力がどの学生にとっても重要であることにかんがみて、受講していない学生をどう受講へと向かわせるかが挙げられる。

2.授業アンケートにみられる本学部授業の課題

全体にみられる課題

 本アンケートから、「受講していない学生」についての情報を得ることは難しいが、次の点はヒントとなるかもしれない。
 すなわち、回答者の85%が出席率80%以上であるが、出席率60〜80%の受講生と比較すると、満足度ではそれほど大きな違いはないものの、特に大きな差がでた設問の一つが「受講するにあたり、シラバスを参考にした」かどうかである。シラバスを読むように学生を誘導することで、出席、さらには受講へとつなげることができるかもしれない。 

3.2の各項目についての改善計画

全体にみられる課題に対する改善策

 シラバスについては、すでに、詳細なものが各教員によって作成されている。まずは、そもそもシラバスを読んでいない学生に、「日本語表現」という科目への存在を知ってもらい、シラバスを読もうという関心を持ってもらう方策を検討していきたい。

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