追手門学院大学主催、京都文教大学共催の「学生FDのWA!!!!!」に参加

 12月7日、8日に追手門学院大学主催、京都文教大学共催の「学生FDのWA!!!!!」に参加しました。5回目の開催となる今回のテーマは『プロジェクト・アドベンチャー』〜強いチーム作りのために、土台から見直したらドウダイ??〜で、玉川大学の難波克己さんを講師に迎えて行われました。私は、燦に所属するメンバーがより活動しやすくするためには、強いチーム作りが必要だと考え、今回のプログラムに参加しました。

 今回のWA!!!!!では、学生FD活動を進めていくなかで学生FDスタッフが直面する作業の偏りや人間関係の悩みを解決するために、プロジェクト・アドベンチャーを通じて強いチーム作りをどのように行えばいいのか、ということを学びました。プロジェクト・アドベンチャーとはエクササイズを中心としたプログラムで、「究極のアクティブラーニング」と呼ばれるほど体を動かして行うスポーツに近いもので、今回初めて体験してみてとても新鮮なイベントでした。

 1日目に行われたアクティビティはまず初対面の参加者同士が親しくなるために行われました。初めはキャッチと呼ばれる隣り合った人の手を使う遊びのようなアイスブレイクから始めました。まず、見知らぬ誰かの体に触れ、ゲームを行うことによって参加者のモチベーションや雰囲気を統一し、場を作りました。その後も体を動かしながら自己紹介をたくさんの人と行いました。一見すると遊びのようなアクティビティが多かったのですが、すべてが意味のあるものでした。まず自分が、体験してその後どのような意味を持つアクティビティなのかを聞いたので、体感的に学ぶことができました。

 2日目は、1日目が1対1で関係を築くことに重点をおいたプログラムであったのに対して、何人かのグループで行うプログラムが多く、強いチームを作るためにお互いを信頼すること、相手の感情に働きかけることを学びました。仲間を信頼することを体感するアクティビティの一つに、ペアで向かい合わせになり、二人の両手を合わせ、距離を取りながら両手合わせを繰り返すというものがありました。これはペアの人を信頼して体を前に倒すのですが、怪我をする恐れのあるものでした。ですが難波さんは、どのようなアクティビティも必ず安全のもとに行うということが大事で、私が行った時は、周りの参加者の方の助けを借りて行いました。そこで一つのチームができ、チーム内の誰かが失敗しても怪我をしないための助けになっていました。このような助け合いは現実のチーム作りの中でも大事なことです。

 2日間のプログラムを通して印象的だったのは、難波さんが全てのアクティビティに対して、「〜しましょう」ではなく、「〜しませんか?」という問いかけをしていたことです。これは“challenge by choice”という理念に基づくもので、するかしないかの決定は本人がするというものです。主体的に何かを行うことを強制するのではなく、主体的にできるようにたくさんのチャンスを作り、それが楽しいものであると感情に働きかけることが、チームで何かを行っていく上で大事なことだということを今回のイベントで学ぶことができました。今回学んだことを燦でのチーム作りに生かしたいと考えています。

経営学部 1年次 瀬川 由紀

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