第3回高等教育開発フォーラムに参加しました!!

 9月14日、15日に日本高等教育開発協会が主催する「第3回高等教育フォーラム」が京都産業大学むすびわざ館で行われた。今回学生FDスタッフ「燦」のメンバーは、帝京大学の学生のFD活動についての調査として、6名で14日のみの参加となった。

 9月14日の流れとしては、大きく①セッションT、②ティータイム交流会、③全体シンポジウム【大学教員の能力開発の最新トレンド】の三部構成となっている。

 ①セッションTでは、3つの教室に分かれて、教室ごとにセッションが行われた。燦のメンバーは、その中で帝京大学の学生FDが紹介される「授業アンケートの見直しと効果的活用方法」のセッションに参加した。内容としては、授業アンケートを見直し、効果的活用方法を模索することを目的とした内容となっている。前半は、授業アンケートの問題点や、どのように変えていけば良いかについて、国内外の事例を紹介しながら概観した。また後半では、帝京大学で実際に行われた学生調査を基にしたアンケートについての紹介とその効果と活用について考えた。後半のセッションにおいて、帝京大学の学生のFD活動が紹介された。活動内容としては、授業評価の依頼を受け、スタッフが実際にその授業を受講する。そして、授業評価を行い、教授にフィードバックもするという内容である。京都産業大学においては、学生が公式な機関として授業評価を行うことはしていない。個々に不満や要望があっても、簡単な授業アンケートに記入するだけで、直接評価する機会がなかった。その点においては、帝京大学の学生調査は先進的であり、燦の活動としてもぜひ活用したいと考える。

 ②ティータイム交流会では、むすびわざ館のカフェスペースを使い、テーブルごとにテーマを設定した話し合いの場が設けられた。その中で「ポートフォリオ」というテーマのテーブルにおいては、学生の4年間の学びや活動を一つのポートフォリオという形でまとめることについて、話し合いが行われた。
 ③全体シンポジウム【大学教員の能力開発の最新トレンド】では、「愛媛大学のテニュア・トラック制度と教員の研修について」、また「北欧諸国の大学教員の教授能力証明について」発表が行われた。

 今回燦が参加した目的としては、帝京大学の学生FDの調査であった。学生自身が主体となって授業改善に取り組む姿勢は、燦の活動だけでなく、京都産業大学全体としても、取り組むべき課題であると改めて感じた。またフォーラム全体としては、全国的なFDの広がりに合わせて、各大学が様々な取り組みをしているという気付きを得た。京都産業大学も何が課題なのか、それをどう解決していくべきかを本気で考えていかなければいけない。本フォーラムは、教職員向けではあったが、学生にとっても刺激となるものであった。

経営学部会計ファイナンス学科 4年次 中澤 真弘


  • 大城副学長による開催校挨拶

  • 「授業アンケートの見直しと効果的活用方法」についてのワークショップ

  • 懇親会での「燦の活動紹介」
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