AC「燦」夏期合宿 レポート

 私たち学生FDスタッフ「燦」は、8月20日(月)から神山研修室棟にて一泊二日の合宿を行いました。主な内容としては、新メンバーのためのファシリテーション研修と同月25、26日に開催された学生FDサミット2012についての打ち合わせでした。

 「燦」は教員・職員・学生の繋がりを大切にしながら「しゃべり場」を行っています。その「しゃべり場」では、自由闊達に意見を出してもらうためにファシリテーターが非常に重要な役割を担っています。

 私はこの団体に入ってから何回もの「しゃべり場」を経験し、ファシリテーターの重要性を実感しました。しかし同時にファシリテーションとはどういうものか?ということは、実ははっきり分っていませんでした。他のメンバーも同様だったと思います。そこで今回、ファシリテーションを今一度しっかり学ぶため合宿で研修を行いました。 ファシリテーション研修では、まず、F工房にも所属している「燦」メンバーの南さんを講師とし、講義形式でファシリテーションについて学びました。そこでは、自分の描いていたファシリテーション像と理想のファシリテーション像とのずれを修正できたような気がします。一言でファシリテーションと言っても、使用する場面やメンバー、用途によって形をかえるので、これから場数を踏み、自分なりのファシリテーションを見つけていく必要があるように感じました。

 講義形式の研修を終えたら、実際に「しゃべり場」を行い、新メンバー中心にファシリテーターを経験しました。主にファシリテーションについての考察を「しゃべり場」を通して行いました。計三回「しゃべり場」を行った中には、一つの回答を導き出す試みを行ったり、観察を行ったりもしました。そのことにより、よりファシリテーションへの理解が深められたように思います。

 もちろん合宿のみでファシリテーションの完全な理解は出来なかったので、これからも研修や経験を積み重ねる必要があります。ただ研修をしたことにより、以前よりはファシリテーションへの理解が促進されたのではないかと思います。

 ファシリテーション研修以外にも学生FDサミットの打ち合わせを行いましたが、ほとんど話が進みませんでした。こちらについては、事前の準備や話し合いがもっと必要であったと思います。

 今回の合宿では、私自身非常に有意義な時間を過ごせたと思っています。ファシリテーション研修はもちろんのことですが、一つ屋根の下で共に学び、語り合うことが出来たのは大きかったと思います。新メンバーによって急激に増えた人数の影響もあり、互いに互いのことを知らないということが多くありました。しかし、今回の合宿をきっかけとして、関係が深まり始めたのではないかと思います。

 また、何より職員さんとの距離を縮まったように感じます。一緒にご飯を食べ、出し物をし、夜遅くまでしゃべったりしたことにより、職員さんの考えや大学に対しての熱い想いが感じられました。このような経験ができたことを大変うれしく思います。

 この繋がりを大切にし、これからも活動を行っていきたいと感じました。

AC燦 経済学部 3年次 山本 雄太


  • まずはアイスブレイクで柔軟体操

  • 半日かけて3回行われた「しゃべり場」

  • 夜はメンバー全員そろって食事
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