現代社会学部 金光 淳 教授がポスト・コロナ社会を見すえた新書を出版しました

2020.11.19

現代社会学部 金光 淳 教授が執筆した『「3密」から「3疎」への社会戦略—ネットワーク分析で迫るリモートシフト』がまもなく明石書店から出版されます。この本では、科学研究費補助金などでの研究成果で得られたエビデンスをもとに、アフターコロナ社会のリモートシフトした社会の中で、いかに密を避けて中央集権体制を回避しつつ、個人が強く生きていくかという社会戦略を本格的に、かつ学問的に展開しています。
「100年人生」においてテレワーク、フリーランスを利用しながら、いかにキャリアを築き、地域でイノベーションを起こしながら生きていくかを説いているので、キャリアを築きたい方、社会人、就活生などにも読みやすい内容となっています。リモートシフトした学生生活や社会生活を、実体験を交えながらも学問的に論じ、本学の学生、教職員も必読の書と言える内容になっています。学内書店でも販売予定です。

また、書籍の帯に頂いた推薦文です。

触れ合うほどに近づくことも、たくさんの人が集まることも望ましくない。そんな社会で、私たちは楽しく生き、充実して働くことができるのか?できる! この本が、その方法を、ネットワーク論という専門知の裏付けをもって提案してくれる。人々が切実に問うていることに真正面から応える。社会学者としてのこの使命感に感動した。
——大澤 真幸(社会学者/『社会学史』講談社現代新書など)

社会ネットワーク分析者が贈る、ポスト・コロナを見すえた新たな働き方と生き方の提言。社会ネットワーク分析の基礎概念とともに、変わりゆく社会で動揺せずに働くためのユニークな「3疎」概念の提唱もあり、同じ専門分野の学者として、素直に良い仕事だと思う。
——安田 雪(社会学者/『「つながり」を突き止めろ』光文社新書など)

明石書店リンク先です:https://www.akashi.co.jp/book/b550650.html

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