国際関係学科 植原ゼミが東レ株式会社を訪問しました

2020.11.05

10月21日(水)、外国語学部国際関係学科の「国際関係研究演習」(植原ゼミ)の3年生と4年生は、東レ株式会社滋賀事業場(滋賀県大津市)を訪問し、世界29ヵ国・地域に拠点を置くグローバル企業のビジネスについて学びました。

東レは、国内唯一の総合合織(三大合成繊維)メーカーであり、ポリエステルフィルムや航空機向けの炭素繊維は世界シェアNo.1を誇る日本を代表する企業です。

まず初めに、東レの多岐にわたる事業内容についてご説明いただきました。例えば、繊維事業と医薬・医療事業は一見全く関係のない事業と思っていましたが、有機合成化学・高分子化学・バイオテクノロジー・ナノテクノロジーという4つの技術が核となっており、これらが幅広い分野で事業を展開することを可能にしているということを学びました。

次に、東レの技術や製品を紹介する「イノベーションプラザ」をご案内いただきました。ゼミで東レの事前研究を行い訪問しましたが、現物を見ながら社員の方から直接お話を伺え、より理解が深まりました。日頃はあまり意識することのない素材ですが、アパレルだけでなくスポーツ用品や自動車部品など、東レの素材が私たちの身近な製品に数多く使用されていることに驚きました。同時に、東レの素材はあらゆるモノに関わっており、人々の暮らしを支えるという非常に重要な役割を担っているということを実感しました。

また、グループワークも用意していただき、「パラダイムシフトを乗り越えるために何が必要か」ということや「会社は誰のものなのか」ということを考え、グループごとにプレゼンテーションを行い、最後にフィードバックをいただきました。

東レでのグループワーク
グループワークの発表
お話のなかで印象的だったのは、現状に満足することなく、常に「より良いもの」を追求しているという東レの姿勢です。「使える技術は何か」を見極め、他には真似できない「高い技術力」を備えることがイノベーションのなかで生き抜くために重要だということを学びました。今回得た知識を生かして、国際ビジネスへの理解をさらに深めていきます。
(広報担当 林 優基) 
集合写真

※国際関係学部は外国語学部国際関係学科の教育研究を基盤として2019年4月に開設。外国語学部国際関係学科で現在開講している「国際関係研究演習」(ゼミ)について、国際関係学部では、2021年度から「研究演習」として同一内容で開講します。

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