国際関係学部 外交論Iにおいて、在ブラジル・クリチバ日本国総領事館首席領事を招聘しての「オンライン講演会」を開催しました

2020.07.13

7月5日(日)、国際関係学部の専門教育科目「外交論I」(担当:高原教授)の授業の一環として、「オンライン講演会」を開催しました。今回は、在ブラジル・クリチバ日本国総領事館で首席領事を務めておられる外務省の若枝一憲氏をお招きし、外交官の仕事、大使館・領事館での実務、および日本とブラジルの関係など、幅広く知見に富むご講演をいただきました。
ボルソナーロ大統領のリエゾンとして務められた様子を紹介
まず、外務省職員の構成とご自身のキャリアのお話から始まり、ポルトガル語研修の後、ODA評価、総合外交政策局での組織犯罪対策やサミット関連の業務を経験され、大使館での一等書記官を経て、現職に至るまでの数多くのご体験について伺いました。この間、G20大阪サミットや即位の礼でブラジル大統領のリエゾンを務められた際のボルソナーロ大統領との興味深い個人的エピソードについてもご紹介いただきました。
国連機関の写真を紹介
後半では、日本とブラジルの関係をめぐる歴史と現状についてご説明をいただきました。ブラジルは、第⼆次世界⼤戦中に、中⽴政策を放棄し、独伊に宣戦布告したが、対日宣戦布告は終戦のわずか2ヶ⽉前であり、実際の戦争状態にはなかったこと、また、終戦後すぐに日本企業が進出するなど、移民により人的交流の土台をもつ両国関係は、戦後の関係再建もスムーズであったという興味深い分析をご紹介いただきました。


さらに、連邦制を採用するブラジルの統治スタイルの特徴とその中での大統領の役割、また報道の偏向傾向などに言及されつつ、在外公館の役割として、ブラジル情勢の分析や両国関係の構築、サンバや柔道を通じた文化交流、「外国における日本の応援団」である日系社会との連携の重要性などについてお話いただきました。

講演会後には、参加者からの多くの質問にも一つ一つ丁寧にお答え頂き、学生にとってたいへん有意義な時間となったようです。
オンライン講演会での質疑応答の様子①
オンライン講演会での質疑応答の様子②
オンライン講演会での質疑応答の様子③
例年、外務省の現役外交官によるご講演は本学のキャンパスで実施していますが、本年は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、オンラインでの開催となりました。しかも、地球の裏側であるブラジルとの双方向でのライブ開催となり、前例のない大変意欲的な取り組みとなりました。講演会の参加者も当該授業受講生の数を大幅に上回り、盛況に終わりました。
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