「国際NGO論Ⅱ」で村落開発問題を事例にした検討結果を報告しました

2020.01.14

「国際NGO論Ⅱ」は、国際協力分野の課題に関する知識を習得、さらに国際協力・国際協働分野における実務者、グローバル市民として活躍するために必要な知識とスキルの基礎を身に付けることを目標とした科目です。

この授業では、パラオ共和国の地方村落が実際に直面したことのある課題を事例として用い、学生自身がパラオ共和国で活動する日本の架空のNGO「ヤシの木会」のスタッフの一員と仮定して、直面している開発問題の理解とその解決に向けてグループワークにより取り組んできました。

この学習では、国際協力の現場でも活用されるプロジェクト・サイクル・マネージメント(PCM)のうちの参加型計画手法を取り入れ、パラオの村落課題に対する支援案策定を目指して、関係者分析、問題分析、目的分析、アプローチの確認、プロジェクトの選定、目標や指標の選定といったプロセスの一部を簡易的に経験しました。

2019年12月23日(月)3限目の授業では、これまで、6グループに分かれて7週間にわたって検討してきた結果を報告しました。報告では、これまでに培った知識、理論などを駆使しながら、プロジェクト案を提示しました。

この授業では、学生は、国際協力の現場での活動の一部を模擬的に経験することを通じて、問題発見力、分析力、判断力、実践力といったスキルを学習・実践する経験をしました。これを活かし、今後の問題解決の場面で更に実践・活用できることを期待しています。

(※)国際関係学部は外国語学部国際関係学科の教育研究を基盤として2019年4月に開設。外国語学部国際関係学科で現在開講している「国際NGO論Ⅱ」について、国際関係学部では、2020年度から「国際協力実務論Ⅱ」として同一内容で開講します。

グループワークに取り組む様子
グループワークに取り組む様子
プロジェクト案を報告する様子
各グループのプロジェクト案を評価する三田 教授
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