「パラオ ・日本外交関係樹立25 周年記念セミナー 〜パラオと日本の未来を考える〜」に国際関係学部学生が招待されました
2019.12.02
11月9日、「パラオ・日本外交関係樹立25周年を記念する学生ワークショップ」(駐日パラオ共和国大使館主催・10月26日に京都産業大学ならびに東洋大学で実施)で京都会場ならびに東京会場でそれぞれ最優秀に選ばれたチームメンバーが、世田谷美術館で開催された「パラオ ・日本外交関係樹立25 周年記念セミナー 〜パラオと日本の未来を考える〜」に招待されました。
京都会場の最優秀チームとして選ばれた4名は、国際関係学部学生1名と外国語学部国際関係学科学生2名、高槻高等学校生徒1名から構成され、ワークショップで検討したことをセミナーで報告しました。
同チームが選択した課題は海洋プラスチックゴミの削減で、海の向こうのパラオが直面している課題について、日本を含め世界中に住む人々が皆当事者であるとの認識を示し、パラオにおけるクリーンアップデイ創設や、市民社会活動によるプラスチックゴミ排出削減の意図が語られました。人々に問題の当事者性を意識してもらうための活動を行うことで、グローバルな課題を解決したいという強い思いが込められていました。
京都会場の最優秀チームとして選ばれた4名は、国際関係学部学生1名と外国語学部国際関係学科学生2名、高槻高等学校生徒1名から構成され、ワークショップで検討したことをセミナーで報告しました。
同チームが選択した課題は海洋プラスチックゴミの削減で、海の向こうのパラオが直面している課題について、日本を含め世界中に住む人々が皆当事者であるとの認識を示し、パラオにおけるクリーンアップデイ創設や、市民社会活動によるプラスチックゴミ排出削減の意図が語られました。人々に問題の当事者性を意識してもらうための活動を行うことで、グローバルな課題を解決したいという強い思いが込められていました。
セミナー終了後にはパラオ共和国ルウール=マルグ 国務大臣ならびにフランシス・マツタロウ 駐日パラオ共和国大使との懇談が行われました。大臣と大使からは、来年はパラオで「アワオーシャン会合(Our Ocean Conference)」が開かれるなど海洋環境に対する議論が活発化している中、京都産業大学の最優秀チームと東洋大学の最優秀チームの学生がともに協力して、今回の提案の実現に向けてより具体的な案を策定してほしいと、更なる参画が促されました。
参加者のインタビュー:濱田 直秀さん(国際関係学部 国際関係学科 1年次)
「パラオ・日本外交関係樹立25周年記念ワークショップ」に参加しようと思った理由を教えてください。
春学期の基礎演習を担当された三田先生から、パラオの海洋環境の課題についてお話を聞いて興味を持ちました。
パラオが直面する海洋環境問題について、どんなことを検討しましたか?
ワークショップでは、「海洋プラスチックゴミ問題」について取り組みました。この問題は、パラオの人々だけで対策しても解決できる問題ではありません。海から漂流してくるゴミは、パラオ国内だけではどうしようもできない、世界全体でゴミを減らすしか解決策のない問題です。パラオの人たちと僕たち日本の学生たちで、「この問題をどうやって世界に発信できるのか」に焦点を置いてワークショップに取り組みました。
東洋大学の学生、駐日パラオ大使、パラオ共和国国務大臣の方々と交流してどうでしたか?
初めてこのような場に参加し良い刺激になりました。パラオの現状やゴミ問題について直接質問やお話を聞くことができ貴重な時間になりました。
ワークショップに参加し、ご自身にとってプラスになったことはありますか?
ゴミ問題は日本でも課題となっていますが、あまり大きく取りあげられていないように思います。海が綺麗なパラオは、観光産業を売りにしている島国なので、他国から漂流したゴミが大きな問題になっています。国によって状況が異なり、問題の重大さも異なり、そして、それにより問題意識の差が生まれ、パラオのように深刻な影響を受ける国もあるため、問題意識のギャップを国同士で埋める必要があります。見過ごされている国際的な問題もまだまだあるのではないかという関心が高まり、世界をみる視野が広がりました。
最後に、この経験から今後の抱負、また将来にどのように繋げたいかお聞かせください。
日本では問題視されず見過ごされている他国の深刻な問題は、国によってそれぞれ違います。関心を持たれていない分野を掘り下げ、僕たち日本の学生が出来ることを自発的に取り組んでいきたいです。