パラオ・日本外交関係樹立25周年記念の学生ワークショップが本学と東洋大学で同時開催されました

2019.11.13

参加者とファシリテータ全員で記念撮影

10月26日、駐日パラオ共和国大使館が主催するパラオ・日本外交関係樹立25周年を記念する学生ワークショップが、京都産業大学国際関係学部と東洋大学国際観光学部の二か所で同時開催されました。このワークショップは、両国に関係のある海洋環境問題の未来を若者が検討する場を作るために企画されたものです。参加学生がパラオの海洋環境の課題解決を目指したアクションプランを検討し、最後にはそれをビデオメッセージにまとめて競い合うというもので、各会場での最優秀チームは、東京で行われるセミナーへ招待されることもあり、ワークショップは、大いに盛り上がりました。また、両会場はオンライン中継で結ばれ共通のプログラムを実施しました。

当日は、東京の会場にフランシス・マツタロウ駐日パラオ共和国特命全権大使が参加、挨拶では、長年の友好関係を発展させてきたパラオと日本のこれからを担う若者に激励の言葉が送られた後、本学国際関係学部の三田 教授から、両会場の参加者に向けて、パラオが直面する海洋環境の課題について講義がありました。

講義の後は、グループに分かれて、課題解決への取り組み案を検討するワークを行いました。京都の会場には、本学の学生以外にも、毎年パラオで研修プログラムを実施する高槻高校の生徒や京都大学の学生も参加。学校や年齢の垣根を超えてグローバル課題への取り組みを一緒に検討しました。

検討された課題は、観光客による海洋生物へのインパクト、猛烈な台風による被害、海洋プラスチックゴミなど、海洋環境に関してパラオと日本とで密接に関係のあるものが取り上げられました。

ワークショップでは、ワークショップデザイナー推進機構の竹丸草子理事がメインファシリテータを務め、参加学生による活発な議論が交わされました。

閉会時には、三田 教授からワークショップ参加者に、「若い人は「未来」そのものです。グローバル課題は深刻ではあるが、若い学生たちが想像力を発揮しあい、まだ知らぬパラオの人たちのことを思って力を込めて議論する姿に希望が持てた」とコメントがなされました。

事例検討の様子
ワーク結果をまとめてビデオ撮影の準備をする参加者
PAGE TOP