パラオから国際関係学部 三田教授による映像中継を実施しました

2019.09.30

9月30 日(月)、三田教授が担当する外国語学部国際関係学科の科目「国際NGO論Ⅱ(※)」の時間に、パラオと京都をスカイプで繋ぎ映像中継を実施しました。

中学生時代をパラオで過ごされ、それ以来36年間にわたりパラオと交流を持たれている三田教授の科目「国際NGO論Ⅱ」では、パラオを事例に学習が進められてきました。今回の中継では、パラオの現地の状況や歴史を知ってもらうこと、そしてパラオに関心をもってもらうことを目的とし、多くの学生が参加しました。

三田教授がカメラを回し現地の方の運転で、コロール市街を周ること約1時間半。パラオの街並みや歴史的建造物、コミュニティカレッジ内の様子や現地の人との交流など、三田教授の解説付で中継していただき、まるで現地にいるような内容が詰まった時間になりました。

説明のなかでは社会問題も取り上げられ、賃金の低さが原因でパラオを離れる若者が増え頭脳流出が深刻な問題になっていることや、人口約2万人のうち約7千人が外国人人口であることなど、パラオが抱えている様々な問題についても理解を深めました。

学生は、今回の映像中継に参加して、パラオの知識を得てさらに関心も強くなったと思います。また、グローバル化する世界のリアルな問題と課題を考える良い機会にもなりました。

※国際関係学部は外国語学部国際関係学科の教育研究を基盤として2019年4月に開設。外国語学部国際関係学科で現在開講している「国際NGO論Ⅱ」について、国際関係学部では、2020年度から「国際協力実務論Ⅱ」として同一内容で開講します。

映像中継の様子
パラオの伝統的な家屋を紹介する三田教授
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