2018年度現代社会学部ラボ活動（※）では、以下5つの活動が実施されました。

ラボ活動

• 京産現社カフェ
• KCA-Self-Ceated-Laboratory
• キバクザイ
• 坂道プロジェクト
• 読売テレビ見学会

（＊）現代社会学部ラボ活動とは、現代社会学部の仲間を中心に協働し、目標を実現する力を高めることを目的とし、実際に社会の課題解決に挑む正課外活動のこと。

これら5つのラボ活動は、目標もフィールドもそれぞれ全く異なりますが、全ての活動において、学生が主体的に計画・実行するなど、正課の学びを自らの実践の経験として身に付けることができました。学生たちの成長の場として、ラボ活動は大いに役立っています。
これまで本活動に支援を頂いた皆様のお力添えにより、これらの活動がより充実したものとなっております。心から感謝申し上げます。今後もラボ活動を中心とした本学部生の活躍にご期待いただくとともに、引き続きご支援を賜れば幸いです。

ラボ活動 活動内容詳細

京産現社カフェ

地域と地域を繋ぐプラットフォーム的な役割を果たす番組の作成が目標であり、有事の際の情報発信にも活かすことも視野に入れている。
毎月第2月曜日19：00から大垣書店北大路店の4Fにある京都市北区・上京区を放送エリアに持つコミュニティFMラジオ局「FM87.0MHz RADIO MIX KYOTO」のスタジオから生放送を行うのと平行し、ブース内の映像をYouTubeライブにて生配信を行う「サイマル配信」を主軸に活動。
活動当初は、毎月の放送に間に合うよう番組制作するので精一杯で、パーソナリティや技術面、企画内容に至るまでミスが目立った。しかし、企画・広報・技術の3つに分けたチーム制を導入し、それぞれにリーダー（責任者）を設定することで、現在では、各チームが独立して活動ができるようにしている。その結果、当初よりもスムーズな番組制作・運営を行えるようになった。

KCA-Self-Ceated-Laboratory

乙訓高校男子バスケットボール部、柔道部、水泳部を対象として当団体がコーディネーショントレーニング（※）を中心としたプログラムを作成し、パフォーマンス向上の指導を行う。
活動では、株式会社エルトラックの奈良キャンプを通じ、小・中学生にスポーツ実習を実施。また、学生株式会社エルトラックの社員研修に参加し、実際のスポーツ教室の運営方法などを体験。これらの経験を活かして、乙訓バスケットボール部を対象に３度のコーディネーションプログラムを実施した。今後は、他の地域や学校など活動の場を広げる予定である。

※コーディネーショントレーニング
スポーツ能力向上のために必要な７つの能力「リズム能力」「バランス能力」「変換能力」「反応能力」「連結能力」「定位能力」「識別能力」を複合的に向上させることを目的とし、スポーツ全般に有効ともいえるトレーニング。

キバクザイ

「無理って言葉に根拠はない、だから挑戦しよう」をテーマに元高校生バックパッカー吉野氏の講演会を企画、開催。
2018年11月9日、京都産業大学図書館ホールにて現代社会学部ラボ活動、「キバクザイ 無一文から世界一周！？元高校生バックパッカー 吉野裕斗氏 講演会 in 京都産業大学」を開催。イベントでは、吉野氏の講演と吉野氏と現代社会学部ラボ活動「社会学カフェメンバー」によるトークセッションを実施した。吉野氏の講演では、自身の経験をもとに将来の夢の見つけ方や突き進む原動力、常識の枠にとらわれないことを話していただき、その後のトークセッションでは、吉野氏と本活動メンバーが、最近の日本人のグローバル意識や大学生が海外に行くことなどについて、熱いトークセッションを行われた。
イベントに参加した来場者約30名へ、「常識にとらわれないこと」について向き合ってもらった。

坂道プロジェクト

本学の「坂が多い」というマイナスイメージを脱却すべく、坂道を使った面白い企画を考案する。2018年度は、撥水スプレーを坂道にかけてみてそこに水を流す撥水アートを実施。

読売テレビ見学会

テレビ放送の現場に触れ、メディア業界の業務内容を知り、将来に生かすための活動を企画、実施。
2019年3月20日に大阪市中央区にある読売テレビ本社屋の見学を実施した。スタジオ見学では、セットなどが全く置かれていないスタジオで、バトンと呼ばれるスポットライトの操作などを体験。中継車庫では、スタッフの方の解説を聞きながら、読売テレビが保有する多種多様な中継車を見学。見学終了後にはコンテンツ事業部の方やアナウンサーの方を囲んで、座談会を学生からの質問を中心に、テレビ業界の構造や仕事の苦労話など、貴重な話を聴くことで新たな見方をすることができた。この見学会を経て、学生たちの将来の夢に対するビジョンが明確になった。