タンパク質動態研究所 遠藤 斗志也 教授の研究室が日本科学未来館オープンラボに参加

2019.08.24

8月23日(金)24日(土)に東京のお台場にある日本科学未来館で「オープンラボ夏休みスペシャル【研究エリア】一挙公開!2019」が開催され、タンパク質動態研究所 遠藤 斗志也 教授の研究室がトークイベント、研究室ツアーを実施しました。

遠藤 教授は、日本科学未来館に研究施設(285㎡)を設置し、ミトコンドリア生合成をメインテーマにして、最先端のタンパク質研究を推進するとともに、その研究成果や生命科学の面白さを一般来場者に紹介・発信しています。

各日1回ずつ開催されたトークイベントでは、遠藤 教授が「タンパク質とミトコンドリアの不思議な世界」と題して、来場者に「タンパク質はどうやってはたらく?」「ミトコンドリアって何?」「ミトコンドリアは細胞の中で何をしてる?」「なぜミトコンドリアを研究しているの?」などについて講演しました。来場者は、ミトコンドリアをメインにしたタンパク質研究の話を聞いて、その研究が病気の克服にもつながるなど、実は私たちにとって身近な存在であることに熱心に耳を傾けていました。

研究室ツアーは各日3回ずつ開催しました。遠藤研究室の研究員がツアー参加者に対して実際に研究室を案内しながら、タンパク質をとるための細胞の培養、タンパク質の精製、顕微鏡を使っての結晶の観察、X線構造解析やクライオ電子顕微鏡解析といった最新の構造研究法についてわかりやすく説明するとともに、遠藤研究室の研究が社会にどのような貢献をしようとしているのかを伝えました。また、「タンパク質の寿命は?」「タンパク質がつくられるスピードは?」といったタンパク質に関わるクイズも行われました。和やかな雰囲気の中で、ツアー参加者からも積極的な質問が相次ぎ、研究員は丁寧に分かりやすく応対しました。

今回の2日間の遠藤研究室オープンラボでは、子供から大人まで、約170名の参加がありました。参加者からは「研究室に入るのは初めてで、とても楽しかったです。研究機器にも触れることができて良い経験になりました」「ミトコンドリアのことについて、もっと知りたいと思いました。タンパク質の研究にも興味を持ちました」などの感想が寄せられました。

トークイベント:遠藤教授のトークを熱心に聞く来場者たち

トークイベント1
トークイベント2
トークイベント3
トークイベント4

研究所ツアー:研究室に入って、研究員から直接説明を受ける参加者たち

タンパク質の精製
構造解析のやり方
細胞の培養
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