国際関係学部 第7回 ニュース解説ワークショップ開催報告(7月18日)

2019.07.18

7月18日のお昼休みにスチューデントコモンズで、国際関係学部・三田教授によるニュース解説ワークショップ「パラダイスを守り抜け —世界を牽引する小国パラオの挑戦—」が開催されました。

今回のワークショップを担当いただいた三田教授は、中学生時代にパラオ共和国に居住して以来36年間にわたりパラオ共和国と深い関わり合いをもたれています。

パラオは、人口約2万人、国家予算約90億円の小国です。美しい海と島々は世界遺産にも登録され、多くの観光客やダイバーが訪れています。しかし同時に、外国人観光客の急増、外国漁船によるサメの乱獲、気候変動による影響、漂着ゴミ・プラスチックゴミによる汚染など「グローバルプレッシャー」ともいわれる課題に直面しています。

ワークショップでは、パラオ訪問者数の国別推移データや外国漁船が拿捕された写真などをもとに「グローバルプレッシャー」によって受けた影響と問題について詳しく説明頂きました。また、パラオ入国前の機内ビデオの紹介や環境保護規制にサインされた誓約書の実物を見せて頂きました。

参加した学生たちは、環境保護政策に国家が一丸となって取り組む姿勢や環境を前面に打出す仕掛けなど、パラオの国家戦略に感心しきりといった様子でした。

次回のワークショップは、9月26日(木)12:45~、国際関係学部・川島准教授よるニュース解説を予定しています。

グローバルプレッシャーについてシーン別に説明する三田教授
環境立国を目指すパラオの挑戦について解説
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