オプテックスグループ株式会社専務取締役兼CFOの東晃(ひがし あきら)氏が本学で講演されました

2019.06.04

2019年6月4日に経営学部「組織間関係論」のゲストスピーカーとして、オプテックスグループ株式会社専務取締役兼CFOの東晃氏が「オプテックスグループ社のマネジメント 理念と実践」というタイトルで講演しました。

1979年創業のオプテックスグループは、現在社員数約1800名、売上高401億円の一部上場企業に成長発展しているが、組織形態としてはチーム型組織を基盤にした創業期、機能別組織を中心にした単一事業拡大期、連邦分権型組織による多角化の時期、カンパニー制をもとにしたグローバル化の時代、マトリクス組織とカンパニー制の融合によるグループ連結経営の時代、そして純粋持株会社体制による継続成長の時代、という段階を経てきた。こうした40年にわたる組織形態の変遷を時系列的に整理しながら、それぞれの段階では社内で何が重視され何が課題になったかを分かりやすく説明された。

さらにオプテックスグループが、社会に役立つ企業として貢献することが豊かな社会の実現につながり、社員一人一人が自己実現の場としてオプテックスグループという企業を利用する自己実現NO.1企業であることが目指すべき姿であることを強調された。オプテックスグループという企業が、防犯関連事業やFA事業さらには自動ドア関連事業など思いのほか身近な商品を提供している企業であることを知った受講生も多かった。自主性尊重・相互尊重の同社の理念から、社内では全員「さん」付けで呼び合う関係であることに関心をもつ受講生もあり、「会社の最終目標は利益ではない、会社が儲かっても社会の役に立たなければ何の意味もない」という東氏の最後のメッセージに深い感銘を受けた受講生も多かった。

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