エイトレント株式会社の中塚克敏代表取締役が講演されました

2019.05.31

講演の様子

5月31日(金)3時間目の「環境マネジメント論A」(担当:在間敬子)の授業で、エイトレント株式会社の中塚克敏代表取締役が、「持続可能な社会を創る~循環型社会と働き方改革の係わり」と題してご講演くださいました。

エイトレント株式会社は、「地球に存在する限りある資源を、人類のために末永く効率よく利用し、次の世代にもより豊かな生活が営めるよう自然の宝を残さなければならない。」を哲理として、1963年に創業されたレンタル業の企業です。大量消費廃棄社会が始まりつつあった1960年代にすでに、現代社会でも重要とされる「循環型社会」の理念を掲げられていたのです。

中塚社長は、レンタル業と働き方改革の係わりを指摘されました。企業がこれまで自社内で行っていた庶務の仕事を、レンタルサービスを活用することによって、従業員の時間や能力を、より付加価値の高い本業に注力させることができます。レンタル業が労働生産性の向上や従業員の働き方改革に活かせる産業なのです。
2017年のGDPにおけるレンタル関連総売上げは11兆円を超えており、2015年に約3兆円であったことから見ても経済規模は拡大していますが、今後も多様なサービス事業が展開される可能性があります。
中塚社長は、特に、サブスクリプション(モノを購入するのではなくサービスや利用に料金を支払うこと)やITプラットフォームと、レンタルのノウハウを組み合わせることで新たなビジネスモデルを提供できると話されました。

ご講演から、レンタル事業は、単なるモノを貸し出すことではなく、オフィスやイベントなどの課題を解決するコンサルティング・サービスであり、さらには、働き方改革などの社会的課題への企業の取り組みをサポートするパートナーとしての役割を担えることがわかりました。
エイトレント株式会社ならではのユニークな事業では「PDCE避雷ドーム」があり、2016年から2017年の野外フェスで、なんと50か所も導入されたそうです。PDCE避雷ドームは、従来の避雷針とは全く異なる発想と技術を用いたシステムで、2020年のオリンピックでの活用も期待したいです。

ご講演の最後には、就職活動について「自分に合った職を探すことが重要」と、学生たちに応援の言葉をいただきました。エイトレント株式会社は、今回の中塚社長のご講演を聴いた経営学部学生だけが応募できるインターンシップの機会も提供してくださいます。

働き方改革について漫画「ショムニ」を例にわかりやすく説明される中塚氏
”意外な”レンタル事業のお話に興味深々の学生たち
PAGE TOP