神山天文台 令和元年度第1回天文学講座を開催しました

2019.05.25

2019年5月25日(土)に河北 秀世 神山天文台長による第1回天文学講座「京都産業大学が明らかにしたいるか座新星」を神山天文台地下1階ホールにて開催し、一般参加者や学生、教職員など約40名が参加しました。

講演では、人間や身の回りの物の材料である多くの元素は、もともとは様々な星で作られ、爆発現象によってこうした材料物質が宇宙に供給されていることが説明されました。また本学学生らの手によって作られた観測装置(VESPolA、ベスポラ)を使うことで、初めて明らかとなった2013年にいるか座で発見された新星(古典新星V339 Del)の爆発直後の様子について、途中、光の波の性質である偏光の実験も交えながら説明されました。

参加者からは「拡大しても見えない天体の姿を光のドップラー効果と偏光を利用することで明らかにできるのは非常に興味深かった」「言葉でしか知らなかった偏光を実際に体験することができより知識が深まった」「京都産業大学で行われている研究を詳しく知ることができ、非常に勉強になった」等、様々な声が寄せられました。また今回の天文学講座の様子は読売新聞紙面(2019年5月28日朝刊28面)にも掲載されました。

講座終了後は、河北神山天文台長をはじめ、本学事務職員と学生が各テーブルを回ってお茶を飲みながら歓談するアストロノミー・カフェが開催され、終始和やかな雰囲気のなか、交流が図られました。

講演会の様子
偏光実験を楽しむ参加者
アストロノミー・カフェの様子
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