2018年度 「若泉敬記念基金」懸賞論文表彰式開催

2019.03.13

2019年3月13日(水)、第2研究室棟会議室において、京都産業大学世界問題研究所主催の2018年度「若泉敬記念基金」懸賞論文表彰式が行われました。
「若泉敬記念基金」懸賞論文は、長年にわたって世界問題研究所所長を務めた故若泉 敬 教授の寄付をもとに設置された「若泉敬記念基金」の活動の一環として行われているもので、今年度は、「今日の世界問題に関するテーマを各自で設定し、副題をつけて論じる」というテーマで論文を募集しました。9篇の応募があり、二席2篇と佳作1篇の計3篇が入賞しました。
表彰式では、世界問題研究所の東郷 和彦 所長から講評があり、入賞作はいずれも力作であり、今後さらに発展させていく潜在力のある論文でした、と述べられました。
二席に入賞した野田繭子さんは、「受賞できると思っていませんでしたので、大変うれしいです。荒削りの部分も多かったかと思いますが、今後に向けて一層努力していきたいです」との感想を寄せられました。
また森 哲郎 所員(文化学部・教授)からは野田さんに、「自分の頭でしっかりと考えてきたことがよく分かる論文でした。ぜひさらに様々な本を読み込んで、力を伸ばして欲しいです」とコメントされました。

二席

岡田 悠さん
(外国語学部・4年次)
ソフト・パワーとしての自衛隊
野田 繭子さん
(法学部・3年次)
なぜ神は獣を罰さないのか?

佳作

佐野 智世さん
(外国語学部・3年次)
「持続可能性と観光業:世界が注目する観光都市・京都市の事例より」

※一席の該当者なし

二席に入賞した野田繭子さん
世界問題研究所員との記念撮影

若泉敬記念基金

若泉 敬(わかいずみ けい 1930-1996年)国際政治学者。東京大学法学部、ロンドン大学院卒業。1965年に本学教授として招聘され、1966年世界問題研究所所員となり、1970年から1980年まで同研究所 所長を務める。1992年退職時には退職金の全額を同研究所の活動資金として寄付、同研究所では2001年にこれを「若泉敬記念基金」と命名。若者の教育に熱心だった若泉教授の精神を学生に還元するため、講演会開催、懸賞論文募集などの経費に運用している。
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