学生の安全と地域の避難所としての責務を果たすため地震対応訓練を実施

2019.02.15

京都産業大学は、2011年3月11日に発生した東日本大震災を教訓に、危機管理規則を制定し、さまざまな危機に迅速かつ的確に対応する体制を構築するとともに、「地震対応マニュアル」を作成する等、地震発生時の対応方針を定めながら、学生および教職員の安全を守り、安心して学び、働ける環境を整えてきました。また、京都産業大学は、有事の際の避難所に指定されており、大学周辺地域全体の拠点としての機能も担っています。昨年6月の大阪府北部を震源とする地震が発生するなど、本学においても危機意識が高まっています。そのため、教職員のマニュアルの理解と、それに基づいた行動手順の検証を目的として、年に1回地震対応訓練を実施しており、今年で7回目を迎えます。

【本リリースのポイント】
  • 京都産業大学では、2011年に発生した東日本大震災を教訓に、震災への対応能力を高めるためにマニュアルの作成等を進め、毎年地震対応訓練を実施し今年で7回目となる。
  • 京都産業大学は有事の際の地域の避難所に指定されており、学生・教職員の安全だけでなく、地域の安全を想定した訓練を実施している。
  • 専門家であるMS&ADインターリスク総研株式会社の指導に基づき、より実践的な訓練を実施。実施後、行動手順の見直しを図り、実践で役立つマニュアルになるよう精度を高めている。

リリース日:2019-02-15

京都産業大学地震対応訓練

日時 2019年2月21日(木)14時~16時30分
場所 京都産業大学神山ホール第2セミナー室(京都市北区上賀茂本山)
目的 (1)地震対応マニュアルの理解
(2)地震対応マニュアルに基づいた行動手順の検証
参加者 危機対策本部 本部長 柿野 欽吾 理事長
危機対策本部 副本部長 大城 光正 学長
危機対策本部要員の理事、職員(事務局長、総務部、管財部、広報部等)約35人

スケジュール

14:00 開催の挨拶  柿野欽吾 理事長
14:05 京都の地震リスクについて  MS&ADインターリスク総研株式会社
14:25 訓練実施方法の説明  MS&ADインターリスク総研株式会社
14:35 訓練ワーク 
15:20 休憩
15:30 各班で振り返り、発表
16:00 講評・解説   MS&ADインターリスク総研株式会社
16:25 閉会の挨拶  渡邉純一 危機管理担当理事

訓練方法

  1. 京都の地震リスクについて(講義型)
    京都の地震発生リスクを再認識するとともに、昨年6月に発災した大阪北部地震における企業等の対応事例(課題・問題)を共有する。
  2. 訓練ワーク(ブラインドシナリオ型訓練)
    地震発生後2時間後に想定される対応を模擬体験し、想定シナリオを伏せた形で進行する(ブラインドシナリオ型訓練)。対象局面で発生する様々な事象が記載されたカードを危機対策本部の各班に配付し、これらの情報をもとに、各班・各自の役割を遂行するとともに、予期せぬ事象に的確に対応できるかどうか検証する。

本学の危機対策の沿革

  • 平成24年 3月:第1回対策本部実地訓練=地震対応マニュアルの検証
  • 平成24年12月:第2回対策本部と自衛消防隊を対象とした実地訓練=自衛消防隊と危機対策本部の連携
  • 平成26年 3月:第3回対策本部実地訓練=地震対応マニュアルの理解および行動手順の検証
  • 平成27年 2月:第4回対策本部実施訓練=地震対応マニュアルの理解および行動手順の検証
  • 平成28年 9月:第5回対策本部実施訓練=地震対応マニュアルの理解および行動手順の検証
  • 平成29年 9月:第6回対策本部実施訓練=地震対応マニュアルの理解および行動手順の検証

本件に関するお問い合わせ先

内容について:京都産業大学総務部 TEL:075-705-1410
取材について:京都産業大学広報部 TEL:075-705-1411
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