法学部 京都被害者支援 学生フォーラム開催

2018.12.15

12月15日土曜日、法学部4年次新ゼミナールが主催する、京都被害者支援学生フォーラムが開催されました。
今回のフォーラムを主催する本学 法学部の新ゼミでは「被害者学」をテーマにこれまで多くの犯罪被害者やその遺族の方々と接し、学修に取り組んできました。
今回のフォーラムは新ゼミの4年次生が卒業前の集大成として、被害者や遺族の方々の苦しみ、支援の現状や重要性を一人でも多くの人の心にとどけ、一層の支援の輪を広げる第一歩になればと想い、企画されたものです。

ゼミの担当者である新恵里准教授の挨拶で幕を開けたこのフォーラムには、一般の方を含めて約100名が参加しました。また、岡山県の学生ボランティア団体「あした彩」の学生も、早朝からかけつけてくれました。

フォーラムの一部では、犯罪被害者遺族であり、京都犯罪被害者支援コーディネーターの岩城順子氏による講演、二部では
犯罪被害者支援学生による発表と会場内でのグループディスカッションを行いました。
 

一部の講演では、岩城氏の息子さんを亡くされた事件について、その中で体験した理不尽な想いや、法制度の矛盾、被害者サポートの不十分さについてのお話。精神的につらかった現実。周りに助けられたこと。
また、京都犯罪被害者支援コーディネーターとして、行政の行う被害者支援の取り組みや、犯罪被害者へのサポート体制など話が語られ、参加者は耳を傾けていました。

二部の犯罪被害者支援学生として登壇してくれた岡山の学生の発表では、岡山では複数の大学がチームになって活動していることや、犯罪被害者支援の一環として、犯罪被害者遺族とのケーキ作りなど、支援としての新しい道を示してくれました。グループディスカッションでは、「私たちにできる犯罪被害者支援とは」というテーマのもと、参加者同士で意見し、考えを深めていました。

フォーラムの総括として、本学 法学部の田村教授からは、「被害者に笑顔を届ける被害者支援という新たな視点があった。支援する側に充実感がないと続かない。」という新ゼミの活動について、コメントをして頂き、とても有意義なものとして幕を閉じることができました。

ゼミ担当教員 新 准教授のコメント

日ごろ、大学では「被害者学」、「被害者政策」の講義をしていますが、同時に、大学という教育機関、また学生だからできる支援の可能性を模索しています。
このフォーラムでは、先進的に支援活動を展開している岡山の大学生の皆さんから、大きな刺激を頂きました。
とりわけ、法学部のみならず、心理、教育、看護、福祉、医療など、さまざまな分野の学部が、それぞれの視点で被害者支援活動を考えられていることは、被害者支援の視野を広げるきっかけにもなりました。
「学生の町」京都から、発信できることもあるはずです。今後も、このようなフォーラムが何らかの形で開催し、学生の被害者支援の輪を広げていけるように、大学でも活動を行っていきたいと考えております。

新ゼミ代表 法学部4年次生 森田 大河さん

被害者支援学生フォーラムを開催できたことをたくさんの人に感謝したいと思います。そして、今後もこの活動が継続していくことができればと思っています。京都で、学生が主体となって、被害者支援のフォーラムが開催するということは初の試みでした。その為、犯罪被害者支援に取り組むということは、難しいと感じている人がたくさんいたかと思います。もちろん、被害者に寄り添うということは簡単なことではありません。
しかし、私は自分たちのような学生にもできることがあると思っています。被害者の方々、被害者遺族の方々を少しでも気にかける。そんな小さなことから始めてもいいと思います。
何も知らなければ、何気ない一言や行動が、被害者や遺族の方々を傷つけてしまうことがあります。
そのために、「まずは犯罪被害者がいる。そして彼らの想いを聞く。」
このフォーラムがそういった考えを持って頂くきっかけに、なったなら幸いです。
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