第53回植物バイテクシンポジウム「再生と改変 ~植物の再分化能力の秘密に迫る~」開催報告

ヌルデの葉にできた虫こぶ
11月30日に京都産業大学で第53回植物バイテクシンポジウム「再生と改変 ~植物の再分化能力の秘密に迫る~」(京都植物バイテク談話会、京都産業大学生態進化発生学研究センター共催)を開催しました。このシンポジウムでは、理化学研究所、帝京大学、京都府立大学、京都産業大学から4名の研究者をお招きして、植物の高い再生能力や虫こぶ形成に関する研究についての発表をしていただきました。また、研究に参加している学部生や大学院生による研究発表もありました。
虫こぶとは、アブラムシなどの虫が植物の葉などに寄生して作るコブ状の組織で、自然界にはさまざまな形のものが見られます(写真右)。虫がどのように植物の成長を制御して虫こぶを作るのかはほとんど明らかになっていませんでしたが、様々なアプローチによる最新の研究成果が紹介され、学生や大学院生の興味を惹きつけていたようでした。
本シンポジウムには、近隣の大学や企業から128名の参加者があり盛況のうちに終了しました。
4名の研究者のほか、学部生や大学院生の研究発表も行われた
立ち見が出るほどの大勢の参加者が集まった
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