理学部 教職支援講演会を開催しました

2018.11.14

2018年11月14日(水)14:00-15:30に万有館4階B405教室において、理学部教職支援講演会を実施しました。
今回は講師にOSA工房合同会社代表の小梁修氏をお迎えし「正四面体と正八面体」というタイトルで講演いただきました。

講演では最初に内容の紹介があったあと、まず参加者全員が各自で、小梁氏のデザインによる立方体を多面体に分割した紙製のパーツのモデルを組み立てました。次に小梁氏の解説と指導により、多面体のパーツの組み合わせにより正四面体に関連する様々な長さ・面積・体積を、計算をすることなく求めることができることを実際に確かめました。各パーツは正四面体を含む4種類の多面体から成っており、種類別に色分けされています。これを透明な立方体のケースに入れることにより、立方体の中での各パーツの幾何学的な位置関係を実際に見ることができます。算数・数学教育における幾何学の指導においては、計算だけでなく幾何学的な関係を直観的に把握できるように指導することも重要です。

小梁氏の講演において、適切なツールを使うことで幾何学の指導がよりわかりやすくなる実例を示して頂いたことは、教職を志望する学生達にとって非常に有益でした。

(※)理学部数理科学科では、学生の数学教育の実力向上を目指して、数学教育コースを設けており、本講演への参加はその修了認定要件の一部にもなっています。

講演会の様子1
講演会の様子2
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