SPring-8シンポジウム・サテライト研究会にて理学部 物理科学科の山上 浩志教授が発表

2018.09.06

図 アインスタイニウムEsイオンの電荷密度の距離依存性
2018年8月27日(月)にSPring-8シンポジウム・サテライト研究会「計算科学による分光理論の進展~SPring-8との連携を目指して~」が兵庫県の大型放射光施設SPring8萌光館にて開催され、本学理学部 物理科学科の山上 浩志教授が「希土類およびアクチノイド系列におけるイオン半径の第一原理的計算と予測」のタイトルで講演されました。
日本原子力研究開発機構(JAEA)物質科学研究センターは、共同研究としてSPring-8において世界で初めて原子番号99のアインスタイニウム(Es)の水和イオン半径の測定を行い、アクチノイド系列の元素(92~98)の水和イオン半径の減少傾向に比べてEsの水和イオン半径が大きく収縮していることを発見しました。
今回、山上教授は、相対論的第一原理計算から水和イオン半径を理論的に予測し、その収縮の物理的起源について講演され、参加者と活発な議論を交わされました。
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