谷口キヨコ客員教授 現代社会学部で講義

2018.07.20

7月19日、現代社会学部のリーダーシップ科目である「現代社会とキャリア」(*)の授業において、本学卒業生で人気ラジオDJタレントとして活躍中の谷口キヨコ客員教授が講義を行いました。谷口教授は、平成30年4月1日付で本学の客員教授に就任しています。現代社会学部教員としては、今回が第1回目の講義となりました。
テーマは、「多様なキャリア」。
ラジオ業界の第一線で20年間活躍し続け、キャリアを積んできた自身の経験や、現在担当する番組についてわかりやすく学生に伝えながら、講義は進められました。
「卒業生である自分が登壇する意義」というトピックでは、「ここにいる皆さんが社会にでたとき、周囲からは『京都産業大学卒業生』という単一的なイメージを抱かれ、よくも悪くも出身大学単位でのレッテルを貼られることになる。つまり、卒業生の私と学生の皆さんは社会に出たときのスタートラインが同じ、ということ。卒業生の立場にあるからこそ、先輩として、これまでの自分の経験を通し、皆さんに有益なアドバイスをすることができる」、と谷口教授は語りました。また、「京都産業大学生」の一般的なイメージは「普通のことを普通にできる」ということだと感じている。だからこそ、「普通」のことを怠らずにコツコツやることがとても重要であると谷口教授は語ります。普通のことを積み重ねると、その行動が評価され、いずれ「信頼」につながる。そして、信頼を得ることができれば、自分の個性を発揮し、他者から認められるようになる。残りの大学生活は人生の中でもとても貴重な時間。それぞれの個性を磨くのは今しかない。と学生たちに熱いメッセージを送りました。
講義終了後には、谷口教授のもとに学生たちが集まり、講義に対するコメントや質問を行いました。その一つ一つに丁寧に応える谷口教授の様子が印象的でした。
学生にとって、気づきや学びの多い講義となりました。
次回の谷口教授による講義は、秋学期「キャリア開発論」にて行われる予定です。

*「現代社会とキャリア」(担当者:木原麻子准教授、谷口キヨコ客員教授)では、労働人口の減少や就業形態の複雑化、生き方や価値観の多様化等人々のキャリアを取り巻く環境の急速な変化等、様々な課題を題材に、「個人」と「働くこと」とのかかわりを考察します。また、雇用・労働をめぐる課題、労働関係法令や社会保険制度など制度的枠組みに関する知識、パラレルキャリアに代表される新しい働き方等、多様なワークキャリアに関する具体的事例を通じて、現代社会を分析し、考察するための専門知識を修得することを目指す科目です。

現代社会学部谷口キヨコ教授
キャリアの積み方を講義する
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