「スポーツと人間形成」で元プロ野球選手の成本年秀さんが講義

2018.06.22

6月22日、共通教育科目の「スポーツと人間形成」で、元プロ野球選手であり現在は滋賀ユナイテッドベースボールクラブの投手コーチを務める成本年秀さんが、「野球を通じて学んだこと」をテーマに講義を行いました。

 自分で決めた目標を達成するために、「どうなりたいか」ということを期間ごとに分けて考え、思い描く目標設定の方法が説明されました。期間は長期的目標(5~10年後自分の姿)、中期的目標(1~3年後どうなっているのか?)、短期的目標(1週間~1か月で何をすべきか?)で区切り、設定した目標の達成に向けて各期間をどのように過ごすかを考えて行動する必要があります。もちろん、設定どおりに行動できないときもあるため、その時は柔軟に軌道修正することが大切だと述べられました。

また、プロ野球選手時代、怪我で苦しんだ際、野村克也監督(当時)からのウィリアム・ジェームズの言葉である「考え方が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」が伝えられたそうです。上手くいかないことを人のせいや環境のせいにするのではなく、自分が変わることで「諦めずにやればこんなにできるのか」ということに気づくことができ、今でも野球を続けていく中で、また人生の中で大切な事だと考えています。

成本さんは学生に「人は初めから何でも出来るわけではなく、技術を身に付けるのも個人差があるけれど、挑戦して経験する事が大切だ」「失敗から学ぶ事により成長していく」と伝えられました。

【記事・写真:学生広報スタッフ 村地美涼(現代社会・2年次)】
学生に挑戦する大切さを説明
目標について語る成本さん 
PAGE TOP