文化学部京都文化学科「京都のものづくり継承論」にて、吉忠マネキン(株)川野 泰氏が講義

2018.06.20

文化学部京都文化学科では、今ある文化について、特に持続的に成長を遂げている都市である京都で、どのように文化が継承され、そして成長しているのかについて学ぶ、「京都のものづくり継承論」(担当:成田 智恵子 先生)を春学期に開講しています。
6月20日の講義では、吉忠マネキン株式会社 クリエイション本部 本部長であり、取締役である川野 泰 氏をお招きし、「マネキン産業」に関する講義を開催しました。
吉忠マネキン株式会社のルーツは、明治8年(1875年)に京都で創業した呉服商に始まります。昭和21年(1946年)からマネキン事業を開始し、洋装の販路であった百貨店を中心に販路を広げ、現在はディスプレイ器具から店舗設計に至るまで多岐に渡る業務を行なっています。
講義では、吉忠マネキン株式会社の事業内容や、マネキンの歴史と分類について説明されました。また、「伝統のなかのしなやかな革新」という吉忠マネキン株式会社の経営ポリシーに基づき、マネキン造形技術と最新技術を融合させたヒューマノイドロボット分野におけるイノベーション事例とその展開についても紹介頂きました。
学生は、伝統と先端が織り成す京都のものづくりの特徴や現代の在り方について、真剣に聞き入っていました。
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