理学部・理学研究科の学生が島津製作所(本社・工場)を見学しました

2018.05.23

2018年5月23日(水)に、理学部・理学研究科の学生6名が、鈴木信三教授(理学部物理科学科)の引率のもと、島津製作所(本社・工場)を見学しました。
見学会では、最初に研修センターで島津製作所全体の概要説明を受けた後、メディカルセンター(X線装置の医療現場への応用)、サイエンスプラザ(島津製作所の分析機器が社会でどのように使われ、役立っているか分野ごとに紹介)、液体クロマトグラフ装置の組立工場、の3部構成で見学を行いました。
メディカルセンターでは、カテーテル手術の様子をリアルタイムで見られるX線装置の紹介や、小型X線装置を病室に運ぶことにより、患者を寝たままでX線撮影することができるシステムの紹介がありました。サイエンスプラザでは、分析測定・科学機器とその技術が、人体の健康、食品、地球環境、新素材、電機、社会インフラなど、身の回りのさまざまな物の安心・安全や機能性などを高める目的で利用されていることを、島津製作所で開発された最新機器の紹介をとおして学びました。液体クロマトグラフの装置を使うと、プールの水から目薬1滴分の成分でも検出できることに、学生たちは驚きを隠せませんでした。また、液体クロマトグラフ装置の組立工場の見学では、精密機械ならではの細かい手作業を、いかに効率的にミスなく安全に行っているのかを間近で見ることができました。
見学会の後の質疑応答の時間では、学生側から「今後さらに力を入れたい分野は何か?」「分析機器を作るだけでなく、扱いやすくするための研究もしているのか?」「島津製作所ではどんな人材が求められているのか?」など、数多くの質問が出ました。
今回の見学会は、大学の実験等で日頃使っている分析機器等がどのように作られているのか、また世の中にどのように役立っているのかを知る上で、参加した学生にとってよい機会となりました。

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