エイトレント株式会社の中塚克敏代表取締役が本学で講演されました

2018.05.21

5月21日(月)3時間目の「環境マネジメント論A」の授業で、エイトレント株式会社の中塚克敏代表取締役が、「未来の循環型社会に必要な仕事~レンタルとシェアリングの融合にみる共有型社会」と題してご講演くださいました。

エイトレント株式会社は、1963年に「地球に存在する限りある資源を、人類のために末永く効率よく利用し、次の世代にもより豊かな生活が営めるよう自然の宝を残さなければならない。」という哲理を掲げて、レンタル業を始められました。当時は、大量消費廃棄社会が始まりつつあった時代です。そのような頃にすでに「循環型」の理念を掲げられていたということに驚かされました。

ご講演から、レンタル事業は、単なるモノを貸し出すことではなく、オフィスやイベントなどの課題を解決するコンサルティング・サービスであることがわかりました。ちなみに『会社四季報』の業界地図では「イベント」業界に分類されているとのことです。また、市場規模がなんと3.3兆円と大きく、今後もシェアリングとの融合により、さらに期待される業界だと感じられました。

エイトレント株式会社ならではのユニークな事業もあります。例えば、現在、「PDCE避雷ドーム」の日本での普及に力を注いでおられます。これは、従来の避雷針とは全く異なる発想と技術を用いたシステムで、野外イベント等の安全を確保できるとのことです。2020年の東京オリンピックでも、野外競技で仕様書に避雷装置を設置する旨が明記されており、PDCE避雷ドームが災害対策の一案に上がっています。

ご講演の最後には、就職活動について、「自信をもって臨むことが大切」「就社でなくて、自分が使命感を持ってやりたい仕事や職がある会社を選ぼう」「会社の信条や価値観が合う会社が1ばん」と、学生たちに応援の言葉をいただきました。

PDCE避雷ドームの説明はこちらをご参照ください

学生に問いかける中塚氏
履修者だけでなく多くの聴講生も受講しました
レンタル業界として世に多くの価値を生み出したいと語る中塚氏
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