「スポーツと人間形成」でNHK文化センター所長 斎藤 洋一郎 さんが講義

2018.04.27

7-3-3-1の法則について説明

4月27日、共通教育科目の「スポーツと人間形成」でNHK文化センター所長の斎藤 洋一郎 さんが講義を行いました。

まず、数ある競技の中でも、ルールブックが年々厚くなっているものがあることに触れられました。例えば、野球においては実際の試合の中で「これは規制したほうが良い」という検討がなされ、ボークやインフィールドフライといったルールが追加されました。ルールが複雑化する競技もある一方で、ルールが簡単で分かりやすい競技ほど誰でも楽しめることから、世界での競技人口も多い傾向があります。これらのことから、ルールの難度は競技の大きなウェイトを占めると述べられました。

話は変わり、人間関係で特に大切なコミュニケーションについての話もされました。斎藤さんは、メールのやりとり等は相手の表情が分からないことから、コミュニケーションとは言えないという考えが述べられました。自分の思いを伝えることは自分のためになり、話すことも聞くことも良いコミュニケーションだと述べられたうえで、コミュニケーションに必要な7-3-3-1*の法則について、例を交えながら説明されました。そして、若い人たちには自分の思いを相手に伝える努力をしてほしいと学生に伝えられました。

*「7-3-3-1の法則」
7:①アナウンスメント力②表現力③構成力④取材力⑤エンターテイメント力⑥即時対応力
⑦人間力
3:①3秒(挨拶)②30秒(要点を話す)③3分(本題を話す)
3:①声の高さ②話す強弱③話すスピード
1:間(ま)

【記事・写真:学生広報スタッフ 村地 美涼(現代社会・2年次)】

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