鳥インフルエンザ研究センター改組に伴う新研究センターの設置について

2018.04.01

京都産業大学は、2018年4月1日から、『京都産業大学鳥インフルエンザ研究センター』を改組し、『感染症分子研究センター』を設置します。この度、本学鳥インフルエンザ研究センターの設立時からセンター長を務めた、大槻教授の退職にあたり、鳥インフルエンザ研究分野で社会に貢献してきた実績を受け継ぎながら、生命科学分野における本学の強みを活かし、平成31年4月開設予定の生命科学部との効果的な連携も視野に入れた新たな研究を展開します。

京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターは、2005(平成17)年に策定されたグランドデザインの一つの施策として、社会の負託に応え得る大学を目指し、戦略的かつ政策的な組織として、2006(平成18)年10月に設置しました。以来、他に類を見ない鳥インフルエンザに特化した研究機関として、社会に向けて研究成果を発信し活動を進めてきました。特に産官学連携においては、国内外の研究機関や企業との共同研究、受託研究等を通して抗菌性、抗ウイルス性の素材や材料等を開発し、鳥インフルエンザウイルスの感染を未然に防ぐことで社会に大きく貢献をしてきました。

リリース日:2018-04-01

名称

感染症分子研究センター(Center for Molecular Research in Infectious Diseases)

目的

鳥インフルエンザウイルスから研究対象を拡大し、広く“感染症”に関する寄生虫、細菌、真菌、ウイルス等の病原体を対象とする。感染症に関与する分子を扱うことで、より広範な研究成果を生み出して社会に貢献していく。感染症を分子レベルで研究することで、予防と治療法開発につながる基礎研究を進めていく。

組織体制

センター長

津下英明 総合生命科学部教授(構造生物学・生物物理学)

所員

高桑弘樹 総合生命科学部教授(獣医感染学)*
前田秋彦 総合生命科学部教授(獣医公衆衛生学)*
横山 謙 総合生命科学部教授(生化学・生物物理学)
西野佳以 総合生命科学部准教授(獣医ウイルス学)*
染谷 梓 総合生命科学部准教授(獣医細菌学)*  
研究員1名 

*は鳥インフルエンザ研究センターから継続。( )内は専門分野。

津下英明センター長 プロフィール

1962年9月14日生まれ(55歳)
1987(昭和62)年、北海道大学理学部高分子学科卒業。
1989(平成元)年、北海道大学理学部 修士課程修了。
1993(平成5)年、北海道大学 博士(理学)
1989(平成元)年~1997(平成9)年、日本たばこ産業(JT)生命科学研究所研究員
1997(平成9)年~2002(平成14)年、徳島文理大学健康科学研究所兼徳島文理大学家政学部 准教授
2002(平成14)年~2010(平成22)年、徳島文理大学健康科学研究所生体分子構造学部門長兼徳島文理大学人間生活学部教授
2003(平成15)年~2009(平成21)年、徳島大学分子酵素学研究センター客員教授
2010(平成22)年~現在、京都産業大学総合生命科学部生命資源環境学科教授
2017(平成29)年~現在、京都産業大学タンパク質動態研究所所員
お問い合わせ先
京都産業大学 研究機構(研究支援担当)
Tel.075-705-1468
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