「数学と『概念の自由な創造』」をテーマに独立研究者 森田 真生 さんが講義

2017.11.24

11月24日、共通教育科目の「複眼的思考・融合教育入門」において、独立研究者 森田 真生 さんが講義を行いました。

毎週金曜4限目の「複眼的思考・融合教育入門」は、複雑化・多様化・グローバル化する現代社会で必要な複数の視点や知識を融合させて、考える力を身に付けることを目標とした科目です。社会の第一線で活躍しているゲストスピーカーが実体験をふまえた講義を行い、柔軟な適応力、実践的な課題解決力の養成などを目指しています。

森田さんは、自身の研究分野である「数学」を題材に、ユークリッド幾何学、数直線等を例に挙げながら、数学の概念が現在のものに至るまでの経緯の解説をされました。
また、全盲の方が目が見えるようにする手術を受けた際の話や、環世界等を例に挙げながら、人間の生命や身体、身近な物事等が数学に繋がっていることを説明されました。

最後に、数学を通じて学んだこととして、「生きること」は世界像の創造であり、「学ぶこと」は世界像を創造する力を身に付けていくことであることを挙げられた上で、複眼的思考の重要性について述べられました。
 

講義をする森田さん
受講生に講義を通してメッセージを送られた
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