京都産業大学生が観光客をもてなす「京都市認定通訳ガイド」資格取得に挑戦。—京都文化学科が京都市と連携

2017.10.03

京都市独自の資格「京都市認定通訳ガイド」。観光客に対し英語でガイドを行うための資格に、京都産業大学の学生たちが挑戦している。社会人の受講生に混ざって文化学部京都文化学科の学生が授業に参加。京都の専門知識や観光ガイドのスキル、おもてなしの精神などを身につけている。学生たちは挑戦を通して、“訪日観光客の関心“と”京都の歴史や文化“をむすぶ架け橋となり、京都の魅力を発信しながら国際理解をうみだしていく。

京都市認定通訳ガイドは、京都市が独自に設定している観光ガイドの資格。急増する外国人観光客の満足度向上、新たな雇用の創出、京都経済の活性化を目指している。国の特区制度を活用し、外国語で京都の奥深い魅力を伝えることができる通訳ガイドの育成・確保を図るため運用が開始された。京都市認定通訳ガイドの資格は、基礎研修と専門研修を修了し、口述試験を通過すれば取得することができる。
社会人の研修受講生が多くを占める中、文化学部京都文化学科の学生も参加。京都の専門知識や観光ガイドのスキル、おもてなしの精神などを身につけ、京都市認定通訳ガイドの資格取得を目指す。また、京都産業大学では京都市と連携し、「京都市認定通訳ガイド制度」の専門研修として、京都文化学科の専門教育科目「京都文化論」「伝統産業論」を提供している。
京都市認定通訳ガイドの取り組みのほか、英語による京都文化・日本文化の発信をフィールドワークで実践する専門教育科目「サマーキャンプ」を今年7月に開催した。授業で学んだ京都の文化や歴史の知識を生かして独自の観光ガイドラインを作成し、実際に京都の街に出て留学生を対象に英語で観光案内を行った。海外向けの観光ガイドにおいては、「どうして鳥居は赤いのか」「そもそも、しめ縄はなぜあるのか」といった、日本人にとっては当たり前に感じる景色に対しても素朴な疑問が集まる。日本人向けのガイドとは違った観点に、学生たちは大きな刺激を受けていた。
京都産業大学では、京都市に立地するからこそ可能な、地域と関わりながら学ぶフィールドワークを多く実施している。近年高まる海外から京都への関心と、魅力あふれる京都の歴史や文化をむすびつけながら、さらなる国際理解をうみだしていく。

リリース日:2017-10-03

【京都産業大学ポスター】関西・北陸・中国・四国地区の交通各社の車内に掲出中
「サマーキャンプ」の授業での英語による観光ガイド①
「サマーキャンプ」の授業での英語による観光ガイド②
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