むすびわざ講座 スポーツコース「馬術」開催
2017.09.18
9月3日、17日、18日の3日間、京都産業大学総合グラウンド馬場にて、むすびわざ講座 スポーツコース「馬術」を開講しました。
本講座は、乗馬体験に加え、馬の手入れを行うなど馬との触れあいも大切にした、初心者向けのコースで、2節のリズムで走る速歩(はやあし)の際に騎手が馬の動きに合わせて「鐙(あぶみ)に立つ」、「鞍に座る」を繰り返す軽速歩(けいはやあし)の習得を目標としています。
初日は、馬との接し方や馬の体の仕組みについての講義を受けた後、3つのグループに分れて乗馬を行いました。
最初は乗馬、下馬などの基本的な動作を練習し、馬術部員の補助のもと馬に慣れるため馬上体操でリラックスして乗馬する練習や4節のリズムで歩く常歩(なみあし)での歩行を練習し、後半には軽速歩の練習をはじめました。
2日目は、馬上体操で体をほぐした後、常歩、軽速歩を繰り返し練習しました。既に軽速歩をマスターした受講生が、速足よりさらに速度の速くなる駈歩(かけあし)に挑戦する姿もみられました。
3日目には、どの受講生も軽速歩をマスターし、さらにリラックスして乗馬できるように片手や両手を離しての騎乗にも挑戦しました。また、自身で馬に「どうしたいか」を伝達する意思疎通の練習も行い、停止や後ろ歩きにも挑戦しました。
3日間とも乗馬を終えた後には、馬の体を水洗いしたり、ブラッシングして毛並みを整えたり、蹄(ひづめ)にオイルを塗るなど馬の手入れも行いました。一緒に走った馬へご褒美の果物や野菜などをあげる受講生の姿も見られ、馬に愛着を持って接する様子がうかがえました。また、各回とも、受講生同士や補助を行う馬術部の学生らが楽しげに交流している様子も見られました。
受講生からは、「楽しい時間を過ごすことができた」「馬がとても大きくて優しかった」「『馬』というパートナーを通してさらに馬術への関心が高まった」「これからも乗馬を続けていきたい」「駈足は速くて初めは怖く感じたが、馬に身を任せて走ることができて楽しく感じた」などの感想が寄せられました。