株式会社クレコス 取締役副社長が本学で講演されました

2017.07.11

2017年7月11日に経営学部「組織間関係論」のゲストスピーカーとして、(株)クレコス取締役副社長でアルデバラン(株)代表取締役でもある暮部達夫氏が、現在進行中のクオンプロダクツファームの活動について講演しました。

この取り組みは、元々日本にあるサステナブルな言葉「久遠(くおん)」を大切にしながら、残された日本の自然と共生しながら多様な組織群とパートナーシップを創造していくというプロジェクトです。
具体的には、障がい者雇用と自立をめざす福祉雇用、地域の産業発展による活性化、森林保護、耕作放棄地の再生を目指す農業再生の4つの柱で進行しています。
たとえば福祉雇用では、新潟県の越後杉のおが屑を蒸留することでリネンウォーター「熊と森の水」を製造販売するNPO法人あおぞらへの支援、障がい者がショコラティエとして活躍しているクオンチョコレートのケースなどを紹介。

こうしたクオンプロダクツファーム は、まさにクレコスの本業を通じた社会貢献であり、さらに原材料サプライヤーから最終ユーザーに至るすべてのステイクホルダーが、こうした社会的事業に関わることで共感の可視化につながることを力説されました。そして自ら大企業の寄付やボランティア活動の重要性を感じつつも、クレコスのような中堅企業ならでは社会貢献のあり方を模索するなかで、こうしたクオンプロダクツファームの取り組みが生れてきたことを強調されました。
学生からは、「クレコスの名前は聞いたことがあるが、こんな取り組みをしていることを初めて知りました」、「障がい者が全人口の5%~6%いるにも関わらず、日頃は身近な存在として認識していない。こうした不自然に居ない状態という暮部さんの言葉にショックを受けました」「クレコスの取り組みは、仕組みが非常に面白いなと感じました」などの感想が寄せられました。

ゲストスピーカー暮部達夫氏
授業風景
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