香川県小豆郡土庄町で「京都・土庄 むすびわざ大学」を開催!

2017.07.02

2017年7月2日(日)、本学が包括連携協定を締結している香川県小豆郡土庄町と共催で、土庄町総合会館を会場に「京都・土庄 むすびわざ大学」を開催しました。
土庄町と京都産業大学を「むすんで、うみだす」をテーマに、講演会や学長によるミニ講座、高校生対象のゼミ体験、落語長屋学生による寄席などの多数のイベントを行い、約280人が参加しました。
イベントでは、まず 大城 光正 学長が、「ミニ講座」として、4500年前の古代メソポタミアに伝わる「ギルガメシュ叙事詩」を紹介し、古代人でも、人間の不老不死がかなわないこと、「健康に長生きすること」が大切であると考えていたことを解説しました。
続いて運動生理学が専門の 現代社会学部 森谷 敏夫 教授が「不便な生活が健康寿命を延伸する」と題した講演会を行い、運動不足による生理機能の低下が生活習慣病発症の要因につながるという研究成果を紹介しました。森谷 教授は、最近は生活が便利になった分いかに身体を動かさない生活になったかということを、テレビのチャンネル変更などを例に挙げ、舞台を縦横無尽に動きながらユーモラスに解説。「近くに買い物に行くときは車を使わず歩く」など、特別な運動ではなく、日々の生活のなかでの運動の大切さを講演しました。
講演会終了後には、現代社会学部 濱野 強 教授が「スポーツから見た土庄の未来」、塩谷 芳也 助教が「土庄町の魅力を再発見する方法」というテーマで、高校生を対象にゼミ体験を実施しました。このゼミ体験には、現代社会学部1年次生の学生6人も参加し、高校生と交流しながら一緒にテーマについて考えたり、京都産業大学や現代社会学部の紹介を行ったりしました。
会場では落語長屋の学生2人が落語を披露した「土庄寄席」、京都産業大学の資料展示コーナー、唾液のアミラーゼ含有量でストレス状態を測るストレスチェックコーナーも人気を集めました。
本イベントは、土庄町と本学が2015年11月に相互の人的、物的、知的資源を交流、活用することにより、地域社会の発展と人材の育成を図ることを目的とした包括協定を締結し、その連携事業の一環として行ったものです。

また、7月1日には、落語長屋の学生が町内の老人ホームを訪問し、入居者に対して落語を披露したほか、現代社会学部の学生が土庄町内を自転車で回りながら町内の魅力を調査するという活動も合わせて行いました。
 
健康上の問題がない状態で日常生活を送ることができる「健康寿命」を延ばすためには、普段の生活でよく動くことが大切と語る森谷教授
参加者からは、森谷教授の講演が面白く、ためになった。日常生活を見直そうと思ったなどの声が寄せられた。
高校生を対象にした現代社会学部ゼミ体験。濱野教授は「スポーツから見た土庄町の未来」というテーマで行った。
塩谷助教のゼミでは「土庄町の魅力を再発見する方法」というテーマで、現代社会学部学生との交流も行った。
参加者からも好評であった、落語長屋学生による「土庄寄席」
7月1日には、土庄町内の老人ホームを慰問し、落語を披露した。
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